どうすれば健康で長生きできるのか? それは100歳でも元気でいられるような習慣を選択することです。内科専門医・秋津壽男氏の著書『100歳でも元気なのはどっち? 長生きする人・しない人の習慣』にはその習慣がまとめられているので、一部を抜粋して紹介しましょう。
どうやって感染症予防する?
感染症の予防方法が大きな注目を集めていますが、テレビやネットには情報が多くて何を参考にするべきかと悩んだ経験のある人もいるでしょう。
私たちが普段使っている市販のマスクには、くしゃみで飛んでくる唾液などの飛沫をブロックしてくれる効果はありますが、空中に浮かんでいるウイルスまで防ぐことはできません。
また、マスク着用によって呼吸が浅くなり酸欠や自律神経異常を起こすといったデメリットを挙げてマスク不要論を唱える人もいます。
マスクは体に悪いのか?
確かに、マスクの予防効果についてのエビデンスは限られており、マスク不要論が出てくるのも無理はありません。しかし、マスクが有害だとする説にも科学的根拠はないのです。
どちらかの意見を100%信じてしまうのではなく、どちらも確かな根拠はないのだと理解しながら、状況に応じてマスクの着用を判断することが大切です。
私は、家から駅までの屋外を歩いている間はマスクをしません。電車に乗ったらマスクを着用して、降りたら外します。また、室内に人が多ければマスクをする、というようにシチュエーションに合わせて使用しています
目安として、対面で1m以内に人がいる状況では、マスクを着けておくと風邪予防に効果的です。