家電や便利グッズを捨て、身の回りにある幸せを大切にし、自分のことは自分でやる。稲垣えみ子さん流の「3原則」を実践して家事がラクになると、予期していなかった“グレートな人生”が待っているといいます。今回は、稲垣さんの著書『家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択』から、「ラク家事人生」によって得られるものをご紹介していきます。
3原則を実現した先に「夢の世界」が待っている
家事を圧倒的にラクにするためのイナガキ流3原則は以下のとおり。
(1)便利に頼らない(家電や便利グッズを使わない)
(2)可能性を広げない(足元の幸せに目を向ける)
(3)分担をやめる(自分のことは自分でやる)
一言で言ってしまえば「欲に振り回されず、自立してシンプルに生きる」ということだ。そのように人生が単純になれば、人生の一部である家事も当然単純になるのである。言うてみればそれだけのことである。
でもこの現代という欲望社会で、それだけだとあまりに修行っぽいというか、身もフタもないというか、ストイックすぎて楽しそうな感じがしないと思われるかもしれない。というか、そう思われること確実な気がする。
なのでダメ押しとして、この3原則を実現したらどんなグレートな人生が待っているのかを念のためお知らせしておこうと思う。
これも実際にやってみるまでは予期していなかったことばかりだった。だって面倒な家事がなくなるだけでもとんでもない朗報なのに、さらにその先に、現代人の憂いを吹き飛ばすような朗報がいくつも待っているなんて、そんなウマい話がこの世の中にあるわけないではないか!
でも、あったのだ。