老いないために食べるべき食材とは、どのようなものがあるのでしょうか? 今回は、なぜ医師がナッツを家や職場に常備することを「おすすめ」するのか理由を見てみましょう。著書『総合診療科の僕が患者さんから教わった70歳からの老いない生き方』(KADOKAWA)より、医師の舛森悠氏が解説します。
医師がおすすめするおやつと持ち運び方
僕はナッツが大好きなのですが、日々の生活にナッツを取り入れる方法を教えてくれたのは、僕の患者で70代後半の女性のCさんです。
実は以前の僕は、病院でもYouTubeチャンネルでもナッツを勧めていたにもかかわらず、自分では習慣づけて食べることができませんでした。
というのも、僕が購入するナッツは大きなプラスチックの容器に入っていて、職場など家の外に持って行くことができません。
家で過ごす時間が短い生活をしているため、せっかく買ったナッツを食べるタイミングがなく、賞味期限内に最後まで食べきれないこともしょっちゅうでした(湿気や酸化などの観点から、ナッツは開封後およそ1カ月以内に食べきるのがベターです)。
そんな僕に、Cさんはすばらしい知恵を授けてくれました。
「ナッツをたくさん買ったら、小さいチャック付きのポリ袋に小分けしたらいいのよ。それも面倒なら、スーパーに行けば小袋に入ったナッツを売っているわよ」
翌日、僕の病院のデスクの引き出しが小袋ナッツで敷き詰められたのは言うまでもありません。
Cさんに教わったナッツ術
1日分ずつ小袋に分けて、職場や外出先に持っていく(1袋28g程度、手のひらに乗るほどの量が目安)