コーヒーは「活力の源泉」になる!?

YouTubeチャンネルでの僕の愛称は「Dr.マンデリン」ですが、マンデリンとは、インドネシアで栽培される希少なコーヒー豆の銘柄です。

僕の1日は、コーヒーを淹れることからはじまります。コーヒーは、豆の挽き具合、湿度、鮮度、湯の温度、抽出時間など味にかかわる要素が多く、同じ豆でも日によって味が微妙に異なります。毎朝真剣にコーヒーと向き合って、香りを楽しみながら、できあがった味に一喜一憂する。おいしいコーヒーを淹れることができた朝は、「今日は幸先がいいぞ!」と、自然と気分も上がります。

僕がコーヒーを飲む理由は単純です。大好きだからです。お酒やたばこが大好きな人も、理由はおそらくそんなところではないでしょうか。

そんな僕には、コーヒーの師匠ともいえる方がいます。

45年間も地域に根ざした喫茶店の店主だったMさんという女性です。

Mさんは外来の患者さんですが、無類のコーヒー好きという点で僕と話が合い、お勧めの豆を教えてもらったり、豊富な知識を伝授してもらっています。

Mさんは80代前半という年齢にもかかわらず、毎日忙しく駆け回り、大奮闘しています。現在は喫茶店を近隣の人たちのたまり場として解放する傍ら、町内会のお知らせのチラシを配達するボランティアをしたり、ご近所さんの通院の付き添いをしたりしていて、そのため病院で僕と顔を合わせることもしばしばです。

また、かわいがっているペットのために、毎日ドッグランへも通っています。

Mさんは、とにかくじっとしていることがない印象です。Mさんのように日常を送るには、体力はもちろんですが、気力も必要です。湧き上がる活力の源泉には、もしかするとコーヒーがかかわっているのかもしれません。