月収の10%を「先取り貯蓄」しよう
【登場人物】
・ペンタごん……おさかな銀行に勤務の社会人2年目。営業職で担当先への融資提案が主な仕事。お客さんと話すのは楽しいけど、仕事自体があまり好きではないので、早くもサボり癖を覚え始めている。好きなものはビールとスルメ、嫌いなものは残業。趣味は仕事終わりの同僚との飲み、ネットサーフィン。
・亮平さん……1989年生まれ、元メガバンク銀行員のYouTuber。銀行へは面接官がやさしかったという理由で入行したが、自分の好きなことで人の役に立ち、自由に生きていきたいと思い独立。好きなものはビールとラーメン。趣味はラグビー観戦。
ペンタごん:たしかに今のままだとお金は貯まらないよな~。もっと計画的に貯金しないといけないんだろうけど、それって目標額を決めて毎日キッチリやっていこうとか、出費を毎回記録しておこうとかでしょ……面倒になって布団にこもりたくなっちゃうよ。
亮平さん:そんなペンタごんにおすすめなのが、先取り貯蓄だよ。
ペンタごん:サキドリ……チョチク?
亮平さん:そう、先取り貯蓄とは、やり方はとってもシンプルで、月の初めに給与口座から他の貯蓄用の口座へ貯金をしておいて、残りの給与で生活することなんだ。
とりあえずは、手取り月収の10%を最低ラインにチャレンジしてみて欲しいかな。余裕がある人は月収の20%くらいを貯金できるといいけど、毎月の給料の10%を貯金すれば、10カ月、つまり1年程度で月収分になるので、お金が貯まっていくのをちゃんと実感できるよ。
ペンタごん:なるほど~! 僕の場合は手取り収入が20万ちょいくらいだから、とりあえず2万円を先取り貯蓄して、残りで何とか1カ月過ごしてみればいいんだよね。
亮平さん:これならズボラの面倒くさがりで浪費癖もあるペンタごんでも、上手くできそうな気がしてくるでしょ?