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コロナショックで「金利」に注目が集まる
未曾有のコロナショックから3年が経ちました。コロナショックは、世界中の経済をパニック状態に陥れました。このコロナショックで、大きな注目を集めたのが「金利」です。金利は、ロックダウンによる大きなダメージを受けた景気の回復過程において、インフレの抑制に大きな影響を与えました。アフターコロナ相場において、金利変動はテクニカル分析と組み合わせると格段に勝率が上がる要因となりました。
金利変動が世界経済にもたらした影響
金利変動は、コロナ禍で世界経済に大きな影響をもたらしました。まず、コロナ第一波が起こり、ロックダウンによって世界経済が悪化した際に、アメリカを筆頭に各国の中央銀行は大幅な緊急利下げを行いました。利下げとは、融資の際にかかる金利を下げることを意味します。利下げをすることで企業や個人が資金を借りやすくなり、お金の循環によって悪くなっていた経済を活性化させる効果がありました。コロナ禍では通常では考えられないペースで利下げを実施したことにより、停滞していた経済を見事に復活させました。
次に、ワクチンが普及しコロナの猛威が弱くなってきたころ、各国は過度なインフレに悩まされていました。異次元の利下げによって、世のなかにお金が大量にばら撒かれ、お金そのものの価値が落ちるインフレが起きたのです。止まらない物価の上昇や賃金の過度な上昇により、企業や個人の力ではどうしようもない状態に陥りました。このような状況下で、各国の中央銀行は「利上げ」という選択をとりました。過度に市場に溢れたお金の流れを鈍化させ、インフレを抑制することが狙いです。
このように金利変動は経済への起爆剤にも鎮静剤にもなる非常に重要な要素です。そのため、FXで安定した収益を上げていくためには、普段用いているテクニカル分析に加え、金利変動を追っていく必要があります。
