「経済の千里眼」の異名を持ち、コロナ禍でも10倍株を次々と見つけ出してきた投資家・菅下清廣氏は、著書『2022年版 投資家が選ぶ「成長株」50銘柄』で次のように述べます。「今こそ成長株投資を学びなさい」――。成長株と聞くと、リスクが大きい、初心者には難しいというイメージを抱く人もいるでしょう。しかし大失敗する人は「明らかな失敗ポイント」を着実に踏んでいるというのが実態です。その失敗ポイントを知るだけでも、リスクは大幅に抑えることができます。今回は成長株投資の勝敗を分ける「売買のタイミング」について見ていきましょう。
「成長株投資」勝負の分かれ目…「買うべき銘柄、売るべき銘柄」の決定的違い (※写真はイメージです/PIXTA)

プロ厳選の銘柄で「売り買い」の判断ポイントを確認

■2021年の黄金株候補「デジタルハーツホールディングス」の行方は?

私が近年注目している二大テーマの一つ「DX」銘柄、かつ、黄金株候補の銘柄です。2020年3月、Dの底値552円からスタートし、2021年12月の2700円までプラス2148円上昇の第一波を駆け上がったデジタルハーツホールディングス。A、Bのダブルトップで天井形成し、直近の安値2167円を下回って急落しました。ここが売りの急所となりました。現在はF、Hでダブルボトムを形成し底入れ、反発高となるか、というところです。

 

2021年の黄金株であったデジタルハーツホールディングスのチャートには、私が一番投資したい「強い波動」が見てとれます。

 

D、E、F、Gと下値が切り上がっている、右肩上がりになっているのがその特徴です(図表2)。

 

[図表2]デジタルハーツホールディングス(東証PRM 3676)

 

今後、チャートを見る際には、下値が切り上がってきている銘柄は「買い」、逆に下値切り下げ型はダメ、ということを覚えておいてください。

 

 

事業内容としては、ソフトウェアの不具合、いわゆるバグを見つける技術を有し、ゲーム等のエンターテインメント事業へのサービス提供に加え、企業のウェブサイト等のセキュリティを支えるサービスも手がけているとのことです。

 

 

菅下 清廣

スガシタパートナーズ株式会社 代表取締役社長

国際金融ストラテジスト

 

 

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