(※写真はイメージです/PIXTA)

都内のオフィスビルなど、ひとつの高額な不動産が小口に分けられ、1口あたり数万円から販売されている不動産小口化商品。ここでは「少額から気軽に投資できそうなのはわかったけど、どうやって始めたら…?」という疑問について解説していきます。

不動産小口化商品の「始め方」

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まず、不動産小口化商品には3種類が存在します。

 

3種類の詳細については下記記事をご確認ください。
【連載第1回】相続対策になる?一口いくら?「不動産小口化商品・虎の巻」

 

まだ賃貸型は商品数が少ないこともあり、ここでは「匿名組合型」「任意組合型」それぞれの始め方をみていきます。

 

匿名組合型

 

まずは不動産小口化商品を扱っている不動産特定共同事業者を探し、サイトをチェックして商品についての情報を集めていきましょう。商品についてホームページから問い合わせたり、資料を取り寄せたり、セミナーに参加したりして、詳細な情報を得ていきます。

 

不動産小口化商品のなかでは匿名組合型の商品数が一番多いため、比較的探しやすいといえます。

 

任意組合型も同様ですが、「組合」と名がつくように、投資にあたっては運営会社の会員制度に入会する必要があります。入会すれば、メールなどを通じた募集案件の告知も得られます。

 

投資したい商品が見つかったら、申込期間中に応募をします。その後、不動産特定共同事業者との匿名組合契約を結び、組合に出資金を支払います。

 

始めるまでにおこなうべきことは以上です。不動産の所有権は持たないため、登記をする必要はありません。

 

この先は、運営会社が投資家から得た出資金で不動産を運用していきます。元本保証はされませんが、運用終了後に投資した金額と運用による利益が戻ってくる流れです。

 

任意組合型

 

不動産特定共同事業者のサイトや資料、セミナーなどから情報を集めたのち、応募する流れは匿名組合型と変わりません。

 

しかし任意組合型では、不動産の所有権が取得できるため登記手続きをおこなう必要があります。所有権を得られると相続も可能となるため、登記の仕方についてもチェックしておきましょう。

 

【関連記事】相続登記を自分で|義務化へ向けて…「必要書類・費用」などの疑問を司法書士が徹底解説

 

不動産小口化商品はとても人気が高いため、応募が殺到しすぐに完売してしまうケースが多くあります。こまめに情報収集することが、投資成功に近づく第一歩であることは間違いありません。

 

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