FXのポジションの意味や基礎知識、覚えておくべき7つの特徴、通貨ペア・取引量ごとの必要証拠金や損益を紹介します。レバレッジを抑えて安全に取引するための必要資金とポジション量を理解して、FXを始めたい方におすすめの記事です。
FXの【ポジション】とは?7つの特徴とポジション比率チャートの活用

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「FXのポジションについて勉強したい」

「初心者はどのくらいのポジションを持てばいいの?」

「いくらの資金でFXを始めればいいか教えて!」

といった悩みを持つ人はきっと多いはず。

 

ポジションとは通貨ペアに売り買いの注文を出し、それが約定してから決済するまでに保有している建玉を指します。

 

ポジションを保有していると、レートの変動により為替差損益が発生したり、日をまたぐとスワップポイントの受払いが行われたりします。

 

そこでこの記事では、FXのポジションの意味や基礎知識、覚えておくべき7つの特徴を詳しく解説するとともに、ポジション量ごとの必要証拠金や損益を紹介します。

 

この記事でわかること
・FXのポジションとは
・ポジションに関する基礎用語
・ポジションの7つの特徴
・初心者が安全に取引するために用意すべき資金
・月1万円稼ぐために必要なポジション量
・ポジション比率とは
・ポジション比率を確認できるツール
・エントリーから決済までの流れ
・損益管理がしやすい注文方法
・ポジションを保有する時の4つの注意点
・ポジション管理で収益性をアップさせる3つのコツ

 

記事内容を実践すれば、FX初心者がいくらの資金でどのくらいのポジション量で取引すればいいのかが判りますよ。

 

それでは最初に、ポジションに関する基礎用語から解説しましょう。

FXのポジションとは
ロングポジション
ショートポジション
スクエア
ネットポジション
ポジションの3つの関連用語
ポジションメイク
ポジション調整
ショートカバー
ポジションで覚えておくべき7つの特徴
保有期間に制限はない
ポジション保有期間とトレードスタイルの関係
ポジションを取るとスプレッドがかかる
レートが変動するとポジションに含み損益が生じる
損益はポジションを決済した時に発生する
日をまたいでポジションを保有するとスワップポイントの受払いが生じる
スワップポイントが発生するタイミングはFX会社によって異なる
損益の発生タイミングを調整して節税する方法
ポジション量と必要証拠金の関係
安全に取引するなら10万円は用意しよう
月1万円稼ぐために必要なポジション量はどのくらいか
相場を読むならポジション比率を要チェック
ポジション比率を確認できるツール
新規ポジションを取ってから決済するまでの流れ
損益を管理するならIFO注文が便利!
ポジションを保有する時の4つの注意点
余剰資金の範囲内で投資する
必ず損切り注文を出す
ポジション量を増やしすぎない
週末の持ち越しによる為替変動リスク
ポジション管理で収益性をアップさせる3つのコツ
分散投資でリスクを軽減する
メジャー通貨で運用する
ポジションを保有する通貨ペアを絞る
ポジション管理がしやすいおすすめFX会社
ポジション管理を工夫して収益性をアップさせよう!

FXのポジションとは

ポジションには次の4種類があります。

【4つのポジション】

①ロングポジション
②ショートポジション
④スクエア
⑤ネットポジション

 

FX取引で利益を出すための基礎知識なので、しっかり理解しておきましょう。

 

ロングポジション

ロングポジション

 

ロングポジションは新規で買い注文を出し、約定してから決済するまでに保有している買い建玉のことです。

 

買いポジションとも呼ばれ、新規で約定したレートよりも値上がりすれば利益が出ます。

 

例えば1米ドル=115円の時に米ドル円の通貨ペアでロングポジションを取り、レートが117円に値上がりした場合、上昇分の2円が利益となります。

 

次の局面ではレートが上昇しやすいので、ロングポジションを取って利益を狙いましょう。

 

  • トレンドの上昇局面
  • テクニカル指標が上昇のサインを示している時

 

ショートポジション

ショートポジション.jpg

 

ショートポジションは新規で売り注文を出し、約定してから決済するまでに保有している売り建玉をいいます。

 

売りポジションとも呼ばれ、新規で約定したレートよりも値下がりすれば利益が出ます。

 

例えば1米ドル=115円の時に米ドル円の通貨ペアでショートポジションを取り、レートが112円に値下がりした場合、下落分の3円が利益となります。

 

次の局面ではレートが下落しやすいので、ショートポジションを取って利益を狙いましょう。

 

  • トレンドの下落局面
  • テクニカル指標が下落のサインを示している時

 

スクエア

スクエアとは何もポジションを持っていない状態です。

 

ポジションを持っていないため、為替差損益やスワップポイントの受払いは一切生じないのが特徴です。

 

次の局面では値動きを予測するのが難しいので、スクエアを取ってチャンスが来るまで資金を温存しましょう。

 

  • 相場のトレンドが読めない時
  • 経済指標の発表前後の時間帯
  • テクニカル指標が上昇(下落)のサインを出していない時

 

ネットポジション

ネットポジションは同一の通貨ペアに対して、売りポジションと買いポジションの差のことです。

 

例えば米ドル円の買いポジションを3,000通貨、売りポジションを2,000通貨保有している時のネットポジションは、1,000通貨の買い持ちとなります。

 

差し引きしてプラスの場合は買い持ち、マイナスの場合は売り持ちとなります。

ポジションの3つの関連用語

ポジションの3つの関連用語.jpg

 

ポジションの関連用語として、下記の3つを覚えておきましょう。

 

①ポジションメイク
②ポジション調整
③ショートカバー

 

 

これらは為替ニュースでよく使われるので、知っておけば配信情報を取引判断につなげるのに役立ちますよ!

 

ポジションメイク

新規でポジションを保有することをポジションメイクといいます。

 

  • 上昇トレンドに乗って米ドル円を買い方向にポジションメイクするトレーダーが増えた
  • 特段材料がなく、今週はポジションメイクが少なかった

 

という使い方をします。

 

ポジション調整

ポジション調整とは、ポジションの数量や通貨ペアのバランスを調整するために行われる取引です。

 

実際には連休前やクリスマス、年末年始など取引ができなくなる期間や、経済指標の発表前に、為替変動リスクを軽減するためにポジションを減らす取引を指してよく使われます。

 

為替ニュースでは下記の使い方をします。

  • 連休前にポジション調整の売りが出て下落した
  • 政策金利の発表を控えたポジション調整により短期的にレートが大きく変動した

 

ショートカバー

ショートカバーとはショートポジションを買い戻す(決済する)取引を意味します。

 

この取引が行われると買い注文が増えるので、レートは上昇しやすくなります。

 

「ポンドのショートカバーが入ったため、ポンド円相場が大きく上昇した」のように使われます。

ポジションで覚えておくべき7つの特徴

ポジションで覚えておくべき7つの特徴.jpg

 

ポジションに関して知っておくべき7つの特徴について解説します。

 

①保有期間に制限はない
②ポジション保有期間とトレードスタイルの関係
③ポジションを取るとスプレッドがかかる

④レートが変動するとポジションに含み損益が生じる
⑤損益はポジションを決済した時に発生する
⑥日をまたいでポジションを保有するとスワップポイントの受払いが生じる
⑦スワップポイントが発生するタイミングはFX会社によって異なる

 

資金管理や損益管理につながる大切な内容なので、基礎知識としてしっかり理解しておきましょう。

 

保有期間に制限はない

FXのポジションの保有期間に制限はないので、好きな時にポジションを決済して現金化できます。

 

そのため投資商品としての流動性が外貨預金よりも高く、相場の状況に応じた柔軟な運用が可能です。

 

外貨預金だと中途解約ができない場合があり、相場のトレンドが不利な方向に発生していても解約できず為替差損が生じるリスクがありますよ。

 

ポジション保有期間とトレードスタイルの関係

FXではポジションの保有期間によって、4つのトレードスタイルがあります。

 

次の理由から、初心者にはデイトレードがおすすめです。

  • スキャルピングは迅速な取引判断とツールの操作を繰り返し求められる
  • ポジションの長期保有は週末の価格変動リスクを受ける

 

【FXの4つのトレードスタイル】

取引スタイル 取引の特徴
スキャルピング 数秒〜数分間の短い取引時間で、小さな利益を積み重ねる取引スタイル
デイトレード 数時間〜1日以内で取引を繰り返し、コツコツ利益を積み重ねる取引スタイル
スイングトレード 数日〜数週間と比較的長い取引時間で、1回の取引で大きな利益を狙う取引スタイル
長期トレード 数か月~数年単位でポジションを保有し、主に金利差益を狙う取引スタイル

 

ポジションを取るとスプレッドがかかる

スプレッド.jpg

 

ポジションを取るとスプレッドがかかります。

 

スプレッドとは通貨ペアの売値と買値の差のことで、取引における実質的な手数料です。

 

例えば米ドル円のスプレッドが0.2銭のLIGHT FXの取引画面を見ると、「Bid 115.123/Ask 115.125」と表示され、売値(Bid)と買値(Ask)の差である0.002円(0.2銭)がスプレッドを表します。

 

 

レートが変動するとポジションに含み損益が生じる

レートが変動するとポジションに含み損益が生じます。

 

例えば1米ドル円=115円の時に1,000米ドルの買いポジションを保有したと仮定しましょう。

 

レートが116円に上昇すると、

(116円-115円)×1,000通貨=1,000円

1,000円の含み益が生じます。

 

逆にレートが113円に下落すると、

(115円-113円)×1,000通貨=2,000円

2,000円の含み損が生じます。

 

損益はポジションを決済した時に発生する

損益はポジションの決済時に発生します。

 

なのでポジションに含み益があっても、決済しなければ実際の資金は増えません。

 

逆にレートが一時的に不利な方向に動いて含み損が出ても、有利な方向に転じるまでポジションを決済せずに待てば、含み損を解消できる可能性があります。

 

日をまたいでポジションを保有するとスワップポイントの受払いが生じる

日をまたいでポジションを保有するとスワップポイントの受払いが生じます。

 

スワップポイントとは通貨ペアの金利差で、金利差が大きいほど受払いがなされるスワップは大きいです。

 

低金利通貨を売って高金利通貨を買うポジションを持ち越せばスワップが得られ、逆に高金利通貨を売って低金利通貨を買うポジションを持ち越せばスワップを支払います。

 

また、受払いが行われるタイミングはFX会社によって異なりますが、多くの場合は日本時間午前6時(夏時間は午前7時)頃です。

 

ちなみに外貨預金だと利息の受払いは1ヶ月、3ヶ月、半年、1年、満期時など回数が少ないですが、FXでは毎日受払いが行われます。

 

スワップポイントが発生するタイミングはFX会社によって異なる

FX会社によって、スワップポイントとポジションの損益とでは発生するタイミングが異なる場合があります。

 

【スワップ損益が発生するタイミングは2パターン】

  • ポジション未決済でもスワップ付与時に毎日発生するケース
  • ポジション決済時にポジションの損益と同時に発生するケース

 

損益の発生タイミングを工夫して年間損益を調整し、節税を狙う場合は注意が必要です。

損益の発生タイミングを調整して節税する方法

損益の発生タイミングを調整して節税する方法.jpg

 

サラリーマンの場合、FXで年間20万円を超える利益が出ると税金がかかります。

 

専業主婦や学生など、FX以外の収入がない方は年間48万円です。

 

税率は所得税(復興特別所得税含む)は15.315%、住民税5%の単一税率です。

 

なお、20万円(48万円)を超えたかどうかは、為替差損益とスワップポイントの金額の合計で判定します。

 

例えばサラリーマンの方で、令和4年にすでに為替差益が15万円発生していて、未決済のポジションに10万円のスワップが生じているとしましょう。

 

ポジション決済時にスワップが発生するFX会社の場合、令和5年になるまでポジションを持ち越せばスワップ10万円は発生せず、令和4年の利益は為替差益の15万円のみとなります。

 

令和4年の年間利益が20万円を超えないので、所得税はかかりません。

 

しかしポジション未決済でもスワップが発生するFX会社の場合、スワップ10万円は発生するので、令和4年の利益は為替差益とスワップの合計で25万円となります。

 

令和4年の年間利益が20万円を超えるので、所得税がかかってしまいます。

ポジション量と必要証拠金の関係

通貨ペア別にポジション量を増やした時に、必要証拠金と発生する損益の関係をまとめてみました。

 

ポジション量別の最低必要証拠金は次の通りです。

【レバレッジ25倍の場合】

必要証拠金比較

 

安全に取引するなら10万円は用意しよう

資金負担と損失の金額を抑えながらFXの経験を積みたい方には、レバレッジ3倍で1,000通貨の取引をおすすめします。

 

1,000通貨の場合、米ドル円だとレバレッジ3倍の取引に必要な資金は38,333円ですが、最低10万円は用意しましょう。

 

証拠金が多いほど、大きな含み損が出てもロスカットされずに耐えやすくなりますよ。

 

月1万円稼ぐために必要なポジション量はどのくらいか

毎月1万円稼ぐには、1カ月の取引日数を20日とすると1日あたり500円の利益が必要です。

 

次の表を見ると、1万通貨なら5pipsで500円、1,000通貨なら50pipsが必要です。

 

取引通貨量 1銭(1pips) 5銭(5pips)     10銭(10pips) 50銭(50pips) 1円(100pips)
1000通貨 10円 50円 100円 500円 1000円
2000通貨 20円 100円 200円 1000円 2000円
3000通貨 30円 150円 300円 1500円 3000円
5000通貨 50円 250円 500円 2500円 5000円
1万通貨 100円 500円 1000円 5000円 10000円

 

デイトレードなら1回の取引で獲得できるpipsは、大体10~50pipが現実的です。

 

つまり、1000通貨を1ポジション運用して稼ぐのが最も最適でリスクを抑えられます。

 

最初は1,000通貨でコツコツと取引を繰り返し、資金が増えたら少しずつポジション量を上げて利益を大きくしていきましょう。

相場を読むならポジション比率を要チェック

相場を読むならポジション比率を要チェック.jpg

 

ポジション比率は取引されてる通貨の「売りポジション」と「買いのポジション」の割合を表す指標です。

 

買いポジションが多ければ将来のレートの上昇を見込むトレーダーが多いため、買いエントリーの根拠となります。

 

また、どの価格帯にどのくらいのポジションや注文が集まっているのかが判るので、注文を出す判断材料としても使えますよ。

 

【ポジション比率の使い方】

  • 1米ドル円=117円に指値の売り注文がたまっているため、いったん117円で利確する。
  • 117円を超えると売り注文は少なく逆指値買い注文が集まっているため、上昇に勢いがつくと見て逆指値買い注文を入れる。

 

ポジション比率を確認できるツール

ポジション比率を確認するなら、外為どっとコムのツールがおすすめです。

 

口座開設していない方でも無料で使えますよ。

外為どっとコムポジション比率情報

 

新規ポジションを取ってから決済するまでの流れ

新規ポジションを取るには、まずエントリー注文を出しましょう。

【エントリーから決済までの流れ】

①新規注文:買い注文または売り注文を発注します。
②ポジション保有:新規注文が約定した瞬間からポジションを保有します。
③決済注文:保有ポジションの一部または全部を決済します。

 

 

エントリー注文が約定したら決済注文を出します。

 

決済注文が約定したら損益が確定します。

 

損益を管理するならIFO注文が便利!

チャートを見ていない時にレートが急落して、大損しないか不安」「忙しくて決済注文を出せなくても、含み益を逃さずに利確したい」という方にはIFO注文がおすすめです。

 

イフダンオーシーオー注文.jpg

 

IFO注文はエントリー・利確・損切りの3つの注文をまとめて出せるので、チャートを離れていても条件を満たした時に約定して損益を確定させられます。

 

なお、利確と損切りはどちらか片方の注文が約定すれば、もう片方の注文は自動的にキャンセルされます。

 

ポジションを保有する時の4つの注意点

ポジションを保有する時の4つの注意点.jpg

 

ポジションを保有する時は下記4つに注意が必要です。

 

①余剰資金の範囲内で投資する
②必ず損切り注文を出す
③ロットを増やしすぎない
④週末の持ち越しによる為替変動リスク

 

しっかり守って損失のリスクを抑えましょう。

 

余剰資金の範囲内で投資する

生活費とFXへの投資資金を切り分けて、余剰資金で行いましょう。

 

理由は生活費を投資して失ってしまうと、生活ができなくなるからです。

 

資金を追加してポジション量を増やせばより大きな利益は狙えますが、生活を犠牲にしてまで投資するのは控えましょう。

 

必ず損切り注文を出す

必ず損切り注文を出してください。

 

なぜなら損切りをせずにポジションの含み損が膨らむと、ロスカットされて証拠金の大半を失ってしまうからです。

 

損切りルールが決まっていない方は、資金全体の2%の金額で損切りする「2%ルール」がおすすめです。

 

それなら損切りになっても損失が少ないので取り返しやすく、精神的負担も抑えられますよ。

 

10万円の証拠金で運用する場合は、含み損が

10万円×2%=2,000円

に達するレートに損切り注文を出すことになります。

 

クロス円の通貨ペア(米ドル円、ユーロ円など日本円が入るもの)で1,000通貨の取引なら、2円下落したら損切りです。

 

ポジション量を増やしすぎない

ポジション量の増やしすぎに注意しましょう。

 

同じレートの変動幅に対して生じる損失の金額が大きくなり、損切りになりやすくなるからです。

 

例えば米ドル円のレートが1円下落した場合、1,000通貨の取引なら損失は1,000円で済みますが、1万通貨の取引なら損失は10倍の1万円に増えます。

 

証拠金10万円で損切り2%ルールを適用した場合、1,000通貨の取引なら2円の下落に耐えられますが、1万通貨の取引ならわずか0.2円の下落で損切りになってしまいます。

 

週末の持ち越しによる為替変動リスク

為替相場は常に変動しているものの、FXの市場は土日が休みのため取引ができません。

 

そのため、ポジションを週末に持ち越すと週明けのレートが週末から大きく変動して予想外の損失が出るリスクがあります。

 

例えば、週末に米ドル円の買いポジションを115円で1,000通貨持ち越した場合、土日の間にテロや災害などが起きて週明けのレートが110円に暴落すると、2%ルールの損切りが間に合わず一気に5,000円の損失が出ます。

 

相場が不安定なときは、金曜日の取引終了までにポジションを決済して、持ち越さないのが無難です。

ポジション管理で収益性をアップさせる3つのコツ

ポジション管理で収益性をアップさせる3つのコツ.jpg

ポジション管理を工夫するだけでFXの収益性を高めることができます。

 

そのためのコツを3つ紹介しますね。

①分散投資でリスクを軽減する
②メジャー通貨で運用する
③保有する通貨ペアを絞る

 

分散投資でリスクを軽減する

ポジションを持つ通貨や、保有タイミングを分散すれば損失のリスクを軽減できます。

 

なぜなら、為替変動リスクを分散させ、ポジションの平均取得レートを下げられるからです。

 

ドル相場とトルコリラ相場とでは、為替変動リスクが違います。

 

トルコリラが急変してもドルに大きく影響が出ることはありません。

 

また、平均取得レートの例だと、1米ドル円=115円の時に2,000通貨保有すると、114円に下落した時の損失は2,000円です。

 

しかし115円で1,000通貨、114.50円で1,000通貨保有すれば、114円に下落した時の損失は1,500円に抑えられます。

 

メジャー通貨で運用する

メジャー通貨で運用しましょう。

 

メジャー通貨は流通量が安定していて、テクニカル分析で値動きを予測しやすいからです。

 

初心者には米ドル円、ユーロ円、ユーロ米ドル、中上級者には値動きの大きいポンド円やポンド米ドルがおすすめです。

 

ポジションを保有する通貨ペアを絞る

3つ目のコツは投資対象の通貨ペアを絞ることです。

 

次の理由から、利益を出しやすくなるからです。

  • 値動きの特徴を覚えやすい
  • 通貨ペアが少ないためポジション管理がしやすい
  • 必要証拠金が少なく損切りになりにくい

 

私も多い時で3種類までに抑えていますよ。

ポジション管理がしやすいおすすめFX会社

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ポジション管理を工夫して収益性をアップさせよう!

上記で紹介した「ポジションで覚えておくべき7つの特徴」を理解した上で「ポジション管理で収益性をアップさせる3つのコツ」を実践すれば、今後は安全に取引を始められる資金とポジション量はどのくらいかで悩まずに済み、利益を出しやすいポジションの取り方で運用できますよ。

 

最後にもう一度、内容を確認しましょう。

ポジションとは「売り」「買い」の注文が約定してから決済するまでに保有する建玉のこと
ロングポジション⇒買っている状態
ショートポジション⇒売っている状態
ポジション保有に時間的制限はなく、好きなタイミングで決済できる
ポジションを保有して日をまたぐとスワップポイントが発生する

 

 

エントリー注文を出せば簡単にポジションを保有でき、有効期限もないので、気がつくとポジション量が増えている、といったことにもなりかねません。

 

資金に対して過大なポジションを持つと損失のリスクが高まるので、注意しながら取引をしてくださいね。

 

参考元