儲かっている人がいる「こっそり副業」…スキルを売るという働き方

「スキルシェア」という言葉を聞いたことがありますか。簡単に言うと自身のスキルをネットで販売することです。ネットの普及や2020年の新型コロナ感染拡大の影響を受けて、このようなオンライン完結型のスキル売買があたり前の時代となり、その勢いは加速しています。興味はあるけど、高度な技術や専門スキルなんてないし…、そんな人に向けた身近で簡単なスキルを販売する「こっそり副業」を紹介します。

※写真はイメージです／PIXTA

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「こっそり副業」で幸福度アップ

さて、「こっそり副業」とは一体何でしょう？

一言でいうと、あなたの「得意なこと」や「好きなこと」を見つけ出し、それに値段をつけて商品として販売する副業のこと。

このようにスキルをネットで売ることを「スキルシェア」といいます。近年スキルシェアによって「働きがいを感じられるようになった」「失業を回避できた」などの声が増えており、収入のみならず人の幸福度を向上させるともいわれています。

本連載では様々なネット上のツールやSNSを活用することで、誰にでもできるスキルシェアのやり方をくわしくお伝えしていきます。

スキルシェアで「得意」や「好き」がお金に換わる

実は、今の時代は「自分のちょっとした趣味や特技」を昔よりも簡単にお金に換えることができる時代です。

ネットの普及によって、「スキルシェア全盛期」とも呼べる時代がやってきました。とくに2020年からは新型ウイルスの登場も相まってオンライン完結のスキル売買が当たり前の時代となり、その勢いがますます加速しています。

※土谷愛氏の著書『特別なスキルがなくてもできる月収＋10万円こっそり副業術』（日本能率協会マネジメントセンター）より引用

スキルのフリーマーケットに出品してみませんか？ ※土谷愛氏の著書『こっそり副業術』（日本能率協会マネジメントセンター）より引用

【画像】あなたは「こっそり副業」に向いている？「チェックリスト」

その証拠に、ネット上には数多くのスキルシェアのためのプラットフォームが存在しています。例えば、ココナラ、ランサーズ、クラウドワークス、ストアカ、タイムチケットなど…。各プラットフォームにはそれぞれ特徴がありますが、今はひとまず「ネットで個人のスキルを売り買いできるサイトがたくさんあるんだ！」とわかっていただければ大丈夫です。

こういったスキルシェアプラットフォームは、イメージするなら「スキルのフリーマーケット」のようなもの。つまり、「スキルを持つ人」と「スキルを求める人」が同じ場所（サイト上）に集まってマッチングできる、といったサービスです。

実際に私のお客様では、

●本業のスキルを活かした事務代行サービスで、開始1週間で副業収入1万円以上をサクッと稼いだ事務職の方

●書道の資格などはないけれど、周りの人から「字がうまいよね」と褒められたことをきっかけに、お手紙代筆サービスを販売して喜ばれている主婦の方

●「褒め上手」な性格を活かし、個人の創作作品を読んで感想を伝えるサービスを販売し、とても喜ばれている派遣社員の方

など、たくさんの方が本業と両立して、ちょっとした知識・スキルで副収入を得ています。

プラットフォームそれぞれの特徴を把握してうまく活用すれば、それだけで月収＋5万円、10万円もまったく夢ではありません。

初心者はプラットフォームを活用しようとくにあなたが副業初心者であれば、まずは先述のようなプラットフォームを活用するのがおすすめです。あなたがネットの広い大海原で「買いたい人探し」に奔走しなくても、プラットフォームにはすでに「買いたい人」が集まっているからです。

例えばあなたが趣味で作ったハンドメイドのアクセサリーがあったとして、それをどう売るかを考えてみましょう。

A. SNSなどの大海原で「アクセサリーを必要としていそうな人」を探し出し、一人ひとりに「ハンドメイドアクセサリーに興味はありますか？」とメッセージを送って売り込みをする

B. フリマサイトなどの「モノを買いたい人」が集まるプラットフォームに「こんなアクセサリー売ってます！」と告知する

どちらがスムーズに売れるか？　といえば、もちろんBですね。