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プロ野球選手のポジションで平均年俸が一番高いのは?
日本プロ野球選手会が公表している2021年シーズンの年俸調査結果によると、支配下公示・ポジション別の平均年俸で一番高かったのは「外野手」の5,212万円でした。そのあと「内野手」が4,682万円、「投手」が3,901万円、「捕手」が2,813万円と続いています。
また、球団ごとの平均年俸は、下記のようになっています。
■球団ごとのプロ野球選手の平均年俸
セリーグ
中日ドラゴンズ…3,364万円
ヤクルトスワローズ…3,632万円
読売ジャイアンツ…6,587万円
阪神タイガース…2,886万円
広島東洋カープ…4,024万円
横浜DeNAベイスターズ…3,479万円
パリーグ
埼玉西武ライオンズ…4,114万円
福岡ソフトバンクホークス…6,932万円
北海道日本ハムファイターズ…3,680万円
千葉ロッテマリーンズ…3,032万円
オリックス・バファローズ…2,640万円
東北楽天ゴールデンイーグルス…5,887万円
出所:日本プロ野球選手会より
これらをすべて平均した、全ポジションの平均年俸は4,174万円。民間の会社員の平均年収が433万円であることを考えると非常に高給取りといえるでしょう。
しかし、高給取りで老後の心配が全く不要ということはありません。一般社団法人日本野球機構が公表している『戦力外選手/現役引退選手の平均年齢(12球団平均)』は29.7歳で、在籍年数は9.5年。
平均生涯獲得年俸は「外野手」の4億9,514万円、「内野手」が4億4,479万円、「投手」が3億7,059万円、「捕手」が2億6,723万円です。
また、球団ごとの平均生涯獲得年俸は、下記のようになっています。
■球団ごとのプロ野球選手の平均年俸
セリーグ
中日ドラゴンズ…3億1,958万円
ヤクルトスワローズ…3億4,504万円
読売ジャイアンツ…6億2,576万円
阪神タイガース…2億7,426万円
広島東洋カープ…3億8,228万円
横浜DeNAベイスターズ…3億3,050万円
パリーグ
埼玉西武ライオンズ…3億9,083万円
福岡ソフトバンクホークス…6億5,854万円
北海道日本ハムファイターズ…3億4,960万円
千葉ロッテマリーンズ…2億8,804万円
オリックス・バファローズ…2億5,080万円
東北楽天ゴールデンイーグルス…5億5,926万円
出所:上記の日本プロ野球選手会より平均
『ユースフル労働統計 2020 労働統計加工指標集』によると、男性の会社員の2億7千万円です。球団によっては生涯年俸が会社員の生涯年収よりも少なくなっているのです。
もちろん、プロ野球選手には年俸以外にもさまざまな収入があります。しかし、華やかなプロ野球選手でも、現役中に獲得できる年棒の総額は、会社員の生涯年収を下回ることもあるのです。
投資による老後資金準備の必要性は高まっている
プロ野球選手でさえ老後資金を準備する必要がある以上、会社員も投資などでの準備は欠かせません。
老後に向けて準備したい金額や許容できるリスクなどをしっかりと把握して、資産形成していく必要があるでしょう。
年金だけでは老後資金が不足しているといわれている今、投資で資産形成する必要性が高まっています。