日本を代表する企業「5大商社」の平均年収は?
イメージ通りの高給取りだった、総合商社勤務の会社員。さらに有価証券報告書から5大商社の平均年収を見ていきましょう。
まず売上を比較してみると、2020年~2021年のトップは「三菱商事」で12兆8,845億円。「伊藤忠商事」10兆3,626億円、「三井物産」8兆0,102億円、「丸紅」6兆3,324億円、「住友商事」4兆6,450億円と続きます。
続いて、平均年収。5社すべて1,000万円を超えるなか、トップは「三菱商事」で平均年収1,678万円。続く「伊藤忠商事」とは僅差でした。
■三菱商事
1,678万3,874円
(従業員数5,725人、平均年齢42.7歳、平均勤続年数18年5ヵ月)
■伊藤忠商事
1,627万8,110円
(従業員数4,215人、平均年齢42.0歳、平均勤続年数17年11ヵ月)
■三井物産
1,482万5,000円
(従業員数5,587人、平均年齢42.1歳、平均勤続年数18年3ヵ月)
■住友商事
1,356万3,685円
(従業員5,240人、平均年齢42.7歳、平均勤続年数18年1ヵ月)
■丸紅
1,192万1,966円
(従業員数4,389人、平均年齢42.2歳、平均勤続年数17年5ヵ月)
今回、有価証券報告書から5大商社の給与事情を見てきました。その平均年収は、日本を代表する企業であり、また就職したい企業に選ばれるのも納得の金額。もちろん、総合商社といってもさまざまな職種の人がいますので、すべての従業員が高給取りというわけではないかもしれませんし、上場企業以外に隠れた高給取りの商社があるかもしれません。ただ5大商社の平均年収は、エリートのなかのエリートにふさわしいものだったといえるでしょう。