栃木の地価ランキング…LRT開業控える「宇都宮」価格も上昇率も1位

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栃木県の地価…県都・宇都宮市の存在感

栃木県の2021年最新の公示地価を見ていくと、地価公示価格平均値は13万9845円 /坪で、全国では37位。コロナ禍で全国的に地価が下落傾向にありましたが、栃木県でも同様で、前年比 －1.11％ 。全国的には6番目の下落幅でした。

そのようななか、2021年、栃木県で最も地価が高かったのが、「宇都宮市東宿郷1丁目」。JR「宇都宮」駅東口、ロータリーに面した商業地です。このエリアは、元々車両留置線などがあったところを再開発した、比較的新しい街区。高層複合ビルの計画があったものの、リーマンショックの影響を受けて白紙に戻るなどして話題になりました。今後はコンベンション施設や県下最高層のビル、タワーマンション、さらにはLRTの乗り入れも計画されています。このような将来性も加味して、地価が上昇していると考えられます。

用途地域を住宅地に絞って見ていきましょう。最も平米単価が高かったのは「宇都宮市宿郷5丁目」。「宇都宮」駅東口から歩くこと15分ほどの成熟した住宅街が、県下のトップ。続いて2位は「都宮市中今泉2丁目」。同じく「宇都宮」駅東口から北東方向へ歩くこと25分ほどの住宅街で、トップの「宿郷」より新しい住宅が目立つ地域です。

トップ10を見ると、JR東北本線「自治医大」駅を最寄りとする8位の「下野市祇園5丁目」以外は、すべて県都、宇都宮市でした。