買わないほうがいい金融商品その2…手数料が高い商品
決してやってはいけない投資のもう一つは、手数料が高い商品の購入だ。手数料が高い商品でもうかるのは、君よりもその商品を売っている人だと覚えておいてほしい。具体的には主に次の三つの金融商品だ。
● 外貨預金
● 貯蓄を目的とした保険
● 金融機関がすすめるすべての金融商品
外貨預金と保険にお金を出した場合、そのお金は社会に価値(商品)を提供するために使われるけれど、差し引かれる手数料が非常に多く、君が受け取れるお金はとても少ない。
金融機関がすすめている商品も手数料が高いことが多い。とくに対面ですすめられる商品については、金融機関の人件費や店舗の家賃なども費用としてかかっているので、手数料が高くなる傾向にある。
専門家の話を聞いてみたいと思うかもしれないけれど、彼らは君の資産を増やすことを目的にしているのではなく、「商品を売って手数料を稼ぐこと」を目的にしていると覚えておいてほしい。
中には、投資の意義と意味を理解し、社会や君のために金融の知識と経験を提供したいと考えている専門家もいるだろう。ただ、残念ながら筆者はそのような人に出会った経験がないし、君が遭遇できる確率も極めて低いだろう。それなら知識と経験に裏づけられている本を読むほうがよい。
秋山 哲
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
マーケティングディレクター