社会的弱者が正当に評価される社会づくりをしたい
田中さんは25年勤務した大手物流企業を退職後、2012年に物流をメイン事業とする「アイデアル株式会社」を立ち上げました。業績は順調に伸び、5期目を迎えた際にコペルプラスへの参画を決めるのですが、社会貢献への強い思いは、以前から田中さんが温めてきたものでした。
田中「会社勤めをしていたころ、ダイレクトメールの封入作業の内職を、障がい者の方たちが働く就労支援に頼んだことがありました。
期日の厳しい仕事の依頼でしたが、200万通ものDMが、1つのクレームもない完璧なものとして仕上がってきたのです。しかし、彼らが手にする賃金はごくわずかで、1ヵ月懸命に働いても数万円にしかならないことを知りました。そのときから、いつか社会貢献事業に携わりたいという思いが芽生えていました。
ですから、自身の会社の物流事業では、就労支援を一時請負先とし、余計なマージンで搾取せず、障がい者の人たちが健全な収入を得られるような仕組みを作り上げました。環境さえ整えば、彼らが誠実な仕事を継続できますし、それに見合った対価を出せることが私にとっても嬉しいことでした」
運営とともに、より良いコペルプラスを目指す
田中さんが社会福祉事業に本格参入することを決めたきっかけは、取引をしていた会社が「女性の働きやすい職場」として表彰されたことでした。触発された田中さんも、女性や障がい者など、社会的弱者とされる人たちが力を発揮できる場をつくりたいと考えるようになったのです。
とはいえ、一から事業を立ち上げるのは時間的にも経済的にも負担が大きい。そこで、田中さんはフランチャイズ事業のイベントに足を運んだのだそうです。
田中「一通り見て回りましたがピンとくる事業は見当たらず、帰ろうと思ったところ、出口近くにコペルプラスのブースがありました。ちょっとのぞくだけ……と軽い気持ちで説明を聞いてみることにしましたが、女性が能力を発揮できる場であること、未来ある子どもたちをサポートできるという点に惹きつけられました」
すぐにコペルプラスの直営教室を見学した田中さんは、コペルプラスの教材の素晴らしさ、徹底して考えられた指導マニュアルが存在することを知ります。また、いきいきと働く先生たちや、学ぶ子どもたちの笑顔、満足げな保護者を目のあたりにし、人を幸せにする事業であることを確信します。さらに、大坪代表と実際に対面し、コペルプラスへの参入を即時決めたといいます。
田中「大坪代表の掲げる理念は、私が将来的にやりたいと考えてきた社会福祉事業と合致していました。また、現状に満足することなく、よりよく改善するためにオーナーの意見を聞き入れてくれる大坪代表の度量の広さも、コペルプラスを選ぶ決め手となりました」
「少子化」は不安材料ではなかったのか?
理念が合致したとはいえ、事業としての将来性はどう捉えていたのでしょうか。
田中「正直、周囲には大反対されました。少子化の進む今、当然の意見だったと思いま
す。でも、私には自信がありました。既存の事業所を凌ぐ、質の良い教室を作ればいい。淘汰される側でなく、利用者に選んでもらえる教室を展開すれば、自ずと結果はついてくると確信していました」
それでも2教室同時となると、初期投資もそれなりの額になります。不安はなかったのでしょうか。
田中「『コペルプラスあんしん保証支援パック』が準備されている点が、思い切った事業展開の後押しをしてくれました。赤字期間は毎月15万円の利益保証、5年間黒字にならなかった場合は、全額返金するなど、魅力的な制度です(クリックで詳細を確認できます)。
幸い、弊社は主力事業が順調でしたから大きな不安を抱かずに済みましたが、個人オーナーにとっては心強い保証になると思います」
質の高い先生を採用、教育するシステム
福祉事業といえば、パートのスケジュール管理や離職率が課題となりがちですが、コペルプラスではほとんどが正社員登用。定着率も非常に高くなっています。田中さんは、その理由は採用システムにあると話します。
田中「採用時の試験はもちろん、入社後も年に1回、コペルプラスの資格試験を受ける必要があります。合格しなければ先生として働くことはできません。質の良い先生たちが集まるだけでなく、学ぼうとする意欲が職場に根づく素晴らしい社員教育システムだと感じています。
加えて、私たちの教室では、先生たちが必要と感じる外部研修については、会社が全額支援をして受講してもらうようにしています」
現在、田中さんの事業所では4教室を運営。5つ目となる「吉祥寺教室」の準備もスタートしています。
田中「おかげさまで、経営している教室すべて満席で、待機も出ています。今後も、利用するお子さんとご家族が心から満足し、働く人も喜びを得られるような教室づくりを目標にしていきたいと考えています」
なぜ、今「児童発達支援事業」が求められているのか…
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