2020年、新型コロナウイルスの世界的流行により、内見をオンラインで実施するなど、アメリカ不動産業界でもVR普及の波が加速しています。今回は、VRと不動産ビジネスの関係性について解説します。

VRは買い手と売り手の双方にメリットをもたらす

VRを活用した内見など、バーチャルテクノロジーを駆使した不動産サービスは、不動産業者と購入者の双方に大きなメリットをもたらします。

 

たとえば物理的な移動を伴わないという点で、購入者は好きな時間・好きなタイミングで物件を見ることができ、世界中のどこからでも物件の見学ができるように。不動産業者はより多くの顧客と接することで販売機会が増え、地元の顧客だけに縛られる必要もなくなります。買う側も売る側も、これまでと比べて「選択肢」の幅が大きく広がるというわけです。

 

とりわけ購入者にとってのメリットは大きく、物件選びの段階で住んでからの生活をよりリアルに思い描くことができるため購入後のギャップを軽減でき、また建設段階の物件なども見学できるように。もちろん、他人との接触を最小限に抑えることで、新型コロナが不安な方も安心して家選びに没頭できます。

 

AIや5Gの普及で、VRを取り巻く環境はますます充実していくことが見込まれます。バーチャル技術は今後さらに一般的なものになり、私たちの生活に溶け込んでいくことでしょう。VRを取り入れる不動産業者が着々と増えている今、不動産業界はバーチャル化によって大きな変革と恩恵がもたらされる筆頭の業界に成長しつつあります。

 

そんななかでVR技術について知っておくことは、不動産投資家にとっても有効な武器となり得ます。今後も不動産市場におけるVR技術の動向には要注目です。

 

 

株式会社オープンハウス

ウェルス・マネジメント事業部

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※本記事は、富裕層のためのウェブマガジン「賢者の投資術」(Powerd by OPEN HOUSE)にて公開されたコラムを、GGO編集部にて再編集したものです。