前回は、具体例をもとにコインが値上がりするパターンなどを説明しました。今回は、コイン投資はどのような人々が主に実践しているのか、そして代表的な売買方法は何かを見ていきます。

日本のコイン投資家は医師などの知的富裕層が多い

現在、日本でコイン投資を実践しているのは、医師や歯科医が多くなっています。あるいは経営者も比較的多いといえます。医師というのは、とにかくリスク管理に熱心な人が多いのです。インテリジェンスが高いからだと思いますが、現金を信用していない人が多いのです。

 

不動産を所有している人も多くいますが、金やコインにシフトする人が増えているのが現状です。医師は、比較的高額な収入を得ていますが、その資産をどう守るかということで、コイン投資を始める人が多いのです。

 

医師は仕事が忙しいので、株式市場や為替市場をウオッチしている時間がありません。そこで、短期売買でなく、長期保有が前提となるコイン投資が向いているのです。

定期的に開催されるコインオークションでの売買が手軽

アメリカのオークション会社であるヘリテージでは、毎月1回、大きなオークションを開催しています。小さなオークションまで含めれば、毎週1回のペースで開催しています。

 

ですから、コインを保有して、売却する必要が生じたときも、いつでも自由に換金できます。流動性が高い資産といえるでしょう。

 

実は、ヤフーオークションにもコインが毎日出品されています。しかし、そのコインに初心者が手を出すのは危険です。中には相場より高値で出品している人がいるからです。コイン投資に慣れて、おおよその相場を把握している人であればよいのですが、そうでなければ、騙されてしまう可能性があるのです。

 

前述のオークション会社、ヘリテージではe-Bayよりも安く購入することができます。e-Bayは日本でいえば、ヤフオクと同じような仕組みです。ですから、ヤフオクよりもオークションで購入したほうが安心であり、価格も安いということです。

 

 

本連載は、2016年2月12日刊行の書籍『超富裕層だけが知る資産防衛の裏ワザ アンティークコイン投資』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

超富裕層だけが知る 資産防衛の裏ワザ アンティークコイン投資

超富裕層だけが知る 資産防衛の裏ワザ アンティークコイン投資

石山 幸二

幻冬舎メディアコンサルティング

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