FXのpipsについて詳しく解説した記事です。pipsがどういう理由・ケースで使われているのか、どのように役立つのかをまとめています。pipsから利益を算出する方法や、トレードスタイル別の目安獲得pipsなどの役立つ記事も紹介しています。
【FXのpipsとは】通貨ペア別の損益目安と計算方法をわかりやすく解説

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「1pipsっていくらなの?」

「円やドルではダメ?pipsが使われる理由は?」

このような悩みに答える記事です。

 

FXでは、「pips(ピップス)」という共通単位を使って取引をします。

 

pipsの意味を知らないと、大きな損失を抱えるリスクがありますよ。

 

ですが初心者の方にとっては、なじみがない言葉なのでピンときませんよね。

 

そこでこの記事では、FXのpipsの基礎知識から、使われる理由や使われる場面について詳しく解説します。

 

pipsを使った利益額の計算方法や、トレードスタイル別の獲得pipsの目安についても紹介しているので、実践に役立つ記事になっています。

 

この記事でわかること
pipsの使い方
1pipsはいくらか
獲得pipsから利益額を計算する方法
トレードスタイル別 獲得pipsの目安
pipsに関する注意点

 

pipsの基礎知識
pipsの使い方
スプレッドの単位にも使われている
1pipsっていくら?
米ドル/円やクロス円の場合
ドルストレートの場合
獲得pipsから利益額を計算する方法
トレードスタイル別 獲得pipsの目安
FXのpipsに関する注意点
初心者がpipsを利確や損切りの目安にするのは危険
FX会社によってpipsの単位が違うことがある
【おすすめのFX会社】実際に取引してpipsに慣れよう
まとめ

pipsの基礎知識

pipsの基礎知識

 

pip(ピップ)とはpercentage in pointの頭文字をとったもので、FXで使われる通貨の共通単位です。

 

もし各国の通貨単位でそれぞれ表示されていたら、とてもわかりにくいよね。

 

そこで、全通貨の共通単位としてpipsが使われるんだよ。

 

それでは、どういう使い方をしているのか、詳しく見ていきましょう。

 

 

pipsの使い方

pipsの使い方

 

値動きや値幅、損益を表すときにpipsを使います。

 

「30pips動いた」とか「50pipsの値幅を取った」という具合ですね。

 

仮に各国の通貨単位で表示されると、「30ドルの変動」とか「50ポンドの値幅」などとなってしまい、どのくらいの値動きや値幅があったのかを比較しにくくなります。

 

そこでpipsを用いると、「ドルは10pipsの変動」「ポンドは50pipsの値幅」となり、通貨が異なっても比較がカンタンにできるようになります。

 

 

スプレッドの単位にも使われている

スプレッドの単位にも使われている

 

pipsは上記以外にも、スプレッドの単位としても使われています。

 

スプレッドとは売値と買値の差で、取引の手数料になるんだ。

 

「米ドル/円のスプレッドは0.2pips」といった使い方ですね。

 

例えば、米ドル/円のスプレッドが0.2pipsで提示されている場合、それは日本円で0.2銭の手数料がかかることを表しています。

 

このようにスプレッドの単位にも、pipsが使われると覚えておきましょう。

 

 

1pipsっていくら?

1pipsっていくら?

 

1pipsがいくらを表しているかは、通貨ペアによっても異なります。

 

では実際に通貨ペアで、どれくらいなのでしょうか?

 

ここでは、ほとんどのFX会社が採用している『1pips = 1銭』を元に解説していきます。

 

 

米ドル/円やクロス円の場合

1銭は0.01円なので、1pips = 0.01円です。

 

上記をふまえて、米ドル/円やクロス円(ユーロ/円、ポンド/円など)では次のとおりになります。

 

  • 1pips = 0.01円(1銭)
  • 10pips = 0.1円(10銭)
  • 100pips = 1円(100銭)

 

仮に米ドル/円のレートが138.5円から139円になった場合、50pips(50銭)上昇したということですね。

 

 

ドルストレートの場合

続いて、ドルと他の通貨とのペア(ドルストレート)を見ていきましょう。

 

ドルの最小通貨単位セントで表すと1pips = 0.01セント

 

1ドル = 100セントなので、1pips = 0.0001ドルになります。

 

上記をふまえると、ドルストレートとpipsの関係は次のとおりです。

 

  • 1pips = 0.0001ドル(0.01セント)
  • 10pips = 0.001ドル(0.1セント)
  • 100pips = 0.01ドル(1セント)

 

仮にユーロ/米ドルのレートが1.0250から1.0200ドルになった場合、50pips(0.5セント)下落したことになります。

 

 

獲得pipsから利益額を計算する方法

獲得pipsから利益額を計算する方法

 

獲得したpipsを使えば、カンタンに利益額を計算できます。

 

利益額の計算式は、以下のとおりです。

 

  • 円がらみの通貨ペアの場合:【獲得pips × 0.01 × 取引単位 = 利益額】
  • 円がからまない通貨ペアの場合:【獲得pips × 0.0001 × 取引単位 = 利益額】

 

例えば、米ドル/円で10pips獲得した場合、1,000通貨・10,000通貨の利益額は次のとおりになります。

 

  • 10pips × 0.01 × 1,000通貨 = 100円
  • 10pips × 0.01 × 10,000通貨 = 1,000円

 

狙う値幅が決まっている場合にも、上記の計算式が使えるので、必ず覚えておきましょう。

 

 

トレードスタイル別 獲得pipsの目安

トレードスタイル別 獲得pipsの目安

 

「何pipsの獲得を目標にすればいいの?」と疑問に思う人もいますよね。

 

結論をいうと、獲得pipsの目安はトレードスタイルによって違います。

 

次の表をご覧ください。

 

  目安の獲得pips 1回あたりの取引時間 取引回数
スキャルピング 1~10pips程度 数秒~数分 1日に数十回
デイトレード 10~100pips程度 数十分~数時間 1日に数回
スイングトレード 100~500pips程度 数日~数週間 月に数回
長期トレード 500pips~ 数週間~数ヶ月 数ヶ月に1回

 

どのスタイルでトレードをするかで、何pips獲得するかという目標は変わってきます。

 

ご自身の取引スタイルから目標を決めていきましょう。

 

 

FXのpipsに関する注意点

FXのpipsに関する注意点

 

FXのpipsに関しては、次の2点に注意してください。

 

初心者がpipsを利確や損切りの目安にするのは危険
FX会社によってpipsの単位が違うことがある

 

それでは詳しく見ていきましょう。

 

 

初心者がpipsを利確や損切りの目安にするのは危険

初心者のうちは、利確や損切りの目安にpipsを使うのはやめておきましょう。

 

特に損切りの目安をpipsで決めるのは大変危険です。

 

なぜなら、取引数量によって実際に損切りしたときの金額が異なるからです。

 

例えば、損切りの幅を50pipsに設定したとしましょう。

 

  • 1,000通貨の場合 ⇒ 500円の損失
  • 10,000通貨の場合 ⇒ 5,000円の損失

 

(いずれも1pip = 0.01円としてのケース)

 

pipsを目安にすると、取引数量で金額も大きくなるのがわかりますよね。

 

損切りはpipsではなく、1回の取引で許容できる損失額を目安にしてください。

 

損失額を口座資金の2%以内におさめると、リスクを抑えられるからおすすめよ。

 

 

 

FX会社によってpipsの単位が違うことがある

ほとんどのFX会社が1pip = 1銭または 0.0001ドルですが、単位が異なるFX会社もあるので注意してください。

 

例えばヒロセ通商外為どっとコムは、対円通貨ペアの場合1pips = 0.001円(0.1銭)、対円以外の通貨ペアの場合1pips = 0.00001ドルです。

 

このように利用するFX会社によっては、pips単位が異なるケースもあります。

 

必ず事前にチェックしておいてください。

 

【おすすめのFX会社】実際に取引してpipsに慣れよう

pipsに慣れるためには、実際に取引してpipsを習慣づけるのが大切。

 

そこで重要になるのが口座選びです。

 

実際に取引するのであれば、次のFX会社が使いやすく、初心者にもおすすめです。

 

 

3社とも多くの会社と同じ、1pips = 0.01円または0.0001ドルを採用していますよ。

 

 

 

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まとめ

この記事では、FXの共通単位であるpipsについて解説しました。

 

pipsの使われる場面や数え方などがイメージできたのではないでしょうか。

 

この記事のまとめです。

 

pipsとは、FXで使われる通貨の共通単位
値動きや値幅、損益・スプレッドを表すときに使う
ほとんどのFX会社では、1pip = 1銭または0.0001ドル
利益額は、【獲得pips × 0.01(または0.0001)× 取引単位】で算出できる
損切りの目安にpipsは使わない
FX会社によってpipsの単位が違う場合がある

 

pipsという聞きなれない単語に、最初は戸惑うかもしれません。

 

しかし実際に取引すると、すぐpips表記に慣れますよ。

 

次のFX会社が取引ツールが使いやすくておすすめです。

 

 

pipsに慣れてくると、値幅や利益の計算もスムーズにできるようになります。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

参考元