近年の、いわゆる下請法関連の改正により、下請事業者の生産性改善と賃上げに向けて、親事業者側の協力が強く求められている。多くの場合、親事業者は支払サイトを短縮する必要があり、キャッシュフローの改善が欠かせない。そうした中、現金を回収するまでの日数である「キャッシュコンバージョンサイクル(CCC)」の重要性が注目されている。本連載では、財務戦略におけるCCCの重要性と改善のポイント等について、一橋大学大学院の野間幹晴准教授とTranzaxの小倉隆志社長が解説する。
- 【第1回】 なぜか現金が足りない⁉ 日本企業の「財務戦略」の現状と課題 2018/01/15
- 【第2回】 キャッシュコンバージョンサイクル(CCC)とは何か? 2018/01/16
- 【第3回】 キャッシュコンバージョンサイクルを考慮した「間接財務戦略」 2018/01/17
- 【第4回】 CCCのコントロール…サプライヤーとの共存共栄を図るには? 2018/01/18
- 【第5回】 下請法対象企業との取引…親事業者として求められる財務戦略 2018/01/19
- 【最終回】 電子記録債権による「リバース・ファクタリング」の可能性 2018/01/20
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