(※写真はイメージです/PIXTA)
孫のためにかけるお金
厚生労働省『令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況』によると、女性の公的年金受給額は平均で月10万9,545円です。真由美さんのように遺族年金を含めて月20万円を受給している単身世帯は、平均を大きく上回る手厚い水準にあります。
しかし、総務省『家計調査(2025年)』における高齢単身無職世帯の月平均消費支出は14万8,445円であり、月20万円の収入であっても、突発的な医療費や介護費用への備えを考慮すれば、無制限に浪費できる余裕があるわけではありません。
また、ソニー生命保険『シニアの生活意識調査(2024年)』によると、全国のシニア層が過去1年間に「孫のために使った金額」の平均は10万9,812円です。用途としては「お小遣い・お年玉」に次いで「一緒に外食」が上位を占めています。年間平均が約11万円である実態を考えると、1回の外食で1万5,000円を支払う行為は、真由美さんにとって年間の孫予算の1割以上を消費する「大きな出費」であったことも推測されます。
良好な関係を保ちながら祖父母との外食を続けるためには、感情論で衝突するのを避け、事前のルール化を図ることが効果的です。「お店の席料や食事代は子世帯が払い、最後のデザート代やおもちゃ代だけを祖母にお願いする」「外食ではなく自宅で手料理を囲み、手土産の費用を祖母に持ってもらう」といった形で、祖母側の出費額を数千円程度に抑えつつ、孫から感謝される見せ場を整える配慮が、お互いのストレスを軽減する現実的な解決策となるかもしれません。
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