(※写真はイメージです/PIXTA)
新NISAと特定口座「どちらから売るか」で手取りは変わる
保有している株式や投資信託を売る際は、税金も見ておく必要があります。特定口座などの課税口座では、利益に20.315%の税金がかかります。新NISAの口座なら利益に税金はかからず、売った分の枠は翌年に戻ります。どの口座から、どの順番で売るかでも手取りは変わってきます。
Aさん夫婦は話し合いの末、特定口座の分から400万円ほどを売って預金に移し、株式の割合を5割程度に戻すことにしました。年金で足りない月5万円ほどは預金から取り崩し、NISAの分は当面そのまま持ち続けます。売ると決めたのが400万円だけだったことに、Aさんは少し拍子抜けしたと同時に、不安も和らいだといいます。
上がっているうちは、売る理由がなかなか見つかりません。Aさんのように、定年のような節目が来て初めて立ち止まる人は少なくありません。ただ、気持ちに余裕があるのも、相場が良い今のうちです。
自分の暮らしに毎年いくら必要で、そのうち何年分を株式の外に置いておくか。売るか持つかは、それを決めてから考えても遅くありません。
田中 佑輝
アルファ・ファイナンシャルプランナーズ代表取締役
AFP/MBA/DCプランナー2級/証券外務員1種、2種、内部管理責任者/宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士/住宅ローンアドバイザー