念願のマイホームを建てたら、家族や友人を招いてお披露目したい――。そんな楽しみもあるでしょう。しかし、人を招くとなれば、食材の購入から準備、後片づけ、掃除まで、さまざまな負担が発生します。内閣府「令和5年版男女共同参画白書」によると、6歳未満の子どもがいる共働き夫婦では、家事関連時間の77.4%を妻が担っています。神奈川県内に新築一戸建てを建てたサキさん(39歳・仮名)も、夫が勝手に決めた「新居でのBBQ」をきっかけに、費用だけでなく、準備や片づけを誰が担うのかという夫婦間の認識の違いに直面しました。
もう来ないでください!費用約3万円をほぼ負担…新築マイホームでの「BBQ開催」をねだる義妹に〈39歳共働き妻〉がNOを突きつけたワケ (※写真はイメージです/PIXTA)

賃貸時代、義妹にせがまれて開いたBBQ

サキさん(39歳・仮名)は、会社員の夫・ユウタさん(41歳・仮名)と2人暮らし。夫婦ともに働いており、世帯年収は約1,200万円です。現在は神奈川県内の新築一戸建てに暮らしていますが、以前は庭付きの賃貸住宅に住んでいました。

 

あるとき、夫の妹・アヤさん(37歳・仮名)から、「今度そっちでBBQやりたい」と言われました。アヤさんは、夫と小学生の子ども2人との4人家族です。サキさんは以前から、アヤさんの遠慮のなさを少し苦手に感じていました。それでも夫からも「せっかくだし、やろうよ」と言われ、一度くらいならと了承しました。参加者はサキさん夫婦2人と、アヤさん一家4人の計6人。

 

「夫もすごく張り切って、『せっかくだから、ちょっといい肉を買おう』『海鮮もあったほうがいいよね』と。妹や甥、姪にいいところを見せたかったんだと思います」

6人のBBQに約3万円…持ち出しはほぼサキさん夫婦

当日は、牛肉や豚肉、海鮮、野菜のほか、子ども用のソーセージや焼きおにぎりなども準備しました。肉と海鮮で約1万5,000円、野菜やつまみなどで約5,000円、ビールやソフトドリンクで約5,000円。さらに炭や氷、紙皿、紙コップなども含めると、サキさん夫婦の持ち出しは3万円近くになったといいます。

 

アヤさん一家も菓子や飲み物を持参しましたが、食事の大半はサキさん夫婦が用意しました。

 

「3万円が払えないわけではありません。ただ、夫は『これも買おう』『あれもあったほうがいい』と言うだけで、買い出しや下ごしらえ、食器を出すのはほとんど私でした」

 

さらに、小学生の子どもたちは庭と室内を何度も往復。BBQのたれやジュースがついた手でドアノブやテーブルを触ることもありました。当時は賃貸住宅だったものの、サキさんにとっては自分たちが日々生活する大切な空間です。

 

「子どもだから仕方ないとは思います。でも、手を洗ってねと何度も言うのも疲れるし、アヤさん夫妻はそこまで気にしている様子もなくて。結局、帰ったあとに拭いたり掃除したりするのは私でした」