「まさか親族ともめて数年もかかるなんて…」離檀トラブルや追加費用を防ぎ、スムーズに〈墓じまい〉を終えるための8ステップ

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株式会社WataSelica
「まさか親族ともめて数年もかかるなんて…」離檀トラブルや追加費用を防ぎ、スムーズに〈墓じまい〉を終えるための8ステップ
(※写真はイメージです/PIXTA)

「かかっても数ヵ月だろう」と始めた墓じまいが、親族間の意見の食い違いやお寺との話し合いの難航で、年単位の長引くトラブルに発展してしまうケースはあとを絶ちません。さらに、現地を見て初めて「重機が入らない」とわかり、お墓の追加の撤去費用が掛かるなど、想定外の出費に驚くこともあります。円満かつ計画的に墓じまいを進めるには、どのような流れで準備し、いくら資金を用意しておけばよいのでしょうか。今回は墓じまいから新たな供養先への納骨完了までの流れと費用がかかるタイミング、追加費用が発生する事例などを株式会社WataSelica代表取締役・赤羽真聡氏が解説します。

 

 

 

 

墓じまいの流れと、それぞれの期間目安

「墓じまい」とは、これまで守ってきたお墓を返還し、ご遺骨を新しい納骨先へ移すための一連の手続きを指します。

 

実際に墓じまいを進める際、多くの方が不安に感じるのは、「どのくらいの期間がかかるのか」「全部でどのくらいの費用がかかるのか」といった点ではないでしょうか。不安を解消するために、まずは墓じまいにかかる期間を解説していきます。

 

一般的な墓じまいの多くは数ヵ月~半年程で完了できます。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
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1.親族間の合意形成【数日~数週間】

最初のステップは、親族間で墓じまいについて十分に話し合い、承諾を得ることです。親族の人数が多い場合や、関係性が遠い場合は、のちのトラブルを防ぐためにも、口約束だけでなく、文書で合意を得ておくと安心です。

 

2.新しい納骨先の決定【期間目安:1~2ヵ月程度】

ご遺骨を移す先として、新たにお墓を建てるほか、永代供養墓、樹木葬、納骨堂、海洋散骨などが挙げられます。希望する改葬先を調べて見学に行きましょう。人気施設は予約待ちになる場合も多いため、複数候補を検討し、早めに契約しておくことが重要です。

 

3.管理者(寺院・霊園)への連絡【1日】

現在のお墓の管理者に墓地を返還する意向を伝え、必要な手続きについて確認します。寺院墓地の場合は、この段階で「閉眼供養(魂抜きの法要)」の依頼を行っておくのが一般的です。

 

4.石材店の選定・見積もり【1~2週間程度】

墓石の撤去工事を行う石材店を決めます。寺院や霊園によっては、付き合いのある指定の業者を紹介されることもありますが、必ずしも従う必要はありません。
 

5.改葬許可申請の手続き【1~2週間程度】

墓じまいの手続きには「改葬許可証」が必要です。申請は、お墓の所在地の市区町村役場で行います。

 

役場で改葬許可申請書を受け取って必要事項を記入し、現在のお墓の管理者には「埋蔵証明書」を、改葬先からは「受入証明書」を発行してもらいます。これらを役場に提出すると「改葬許可証」が発行されます。

 

改葬許可申請に必要な書類がそろっていないと、手続きが進まずスケジュールに影響します。また、自治体や改葬先により必要書類や手順が異なることもあるため、注意してください。
 

6.閉眼供養とご遺骨の取り出し【1日】

僧侶に依頼して、お墓に宿っている故人の魂を慰める魂抜きの法要を行い、その後に石材業者がご遺骨を取り出します。

 

7.墓石の撤去・更地化【1日】

石材業者が墓石や外柵を撤去して更地に戻します。この作業への立ち合いは基本的に不要です。

 

8.ご遺骨の移送と納骨【1~3日程度】

新しい納骨先に改葬許可証を提出し、納骨を行うことで墓じまいの一連の手続きが完了します。

 

墓じまいの期間はご家庭によって異なるため一概にはいえませんが、順調に進んだ場合は数ヵ月~半年程で完了できます。しかし、親族間で墓じまいに対して反対意見がでてしまうケースもあるため、なかには「数年かかってしまった」というお声があるのも現実です。

 

先祖代々のお墓を継承されている方は、墓じまいの意向を突然伝えるのではなく、法事などの機会に事前に相談しておくことでトラブルを防ぐ対策をしておくとよいでしょう。

 

 

 

 

改葬~納骨までに発生する費用のタイムライン

墓じまいの相場は30万〜200万円とされていますが、埋葬先が決まって納骨できるまで、一体どのくらいの費用がかかるのか。改葬~納骨までに発生する費用とそのタイミングについて紹介します。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
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1.新しい納骨先の費用【10万〜50万円以上】

新しい納骨先の購入・契約費用は契約時に発生します。これには、新しい納骨先への永代供養や開眼供養費用などが含まれ、納骨先のスタイルにより費用は大きく変動します。

 

2.改葬許可申請手数料【無料〜数百円】

各自治体によって書類の発行費用は異なります。費用がかかる場合は申請時に発生します。

 

3.閉眼供養の費用【3万〜10万円】

現在のお墓がある寺院や霊園からご遺骨を取り出す当日に支払います。立ち合いが困難な場合は事前に支払うケースも。

 

4.墓石撤去・整地費用【20万〜150万円程度】

工事完了後に支払います。石材業者によって異なるものの、契約金と残金にわかれる場合があります。墓石とその基礎部分の撤去・処分費は、墓じまいにおける最も大きな費用になるでしょう。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
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特に人口密集地にある墓地では人件費が高く、また作業環境が制約されるケースも多いため、郊外の墓地に比べてやや高額になりやすいのが特徴です。

 

※墓地の「永代使用権」を返還する際にかかる費用は原則無料です。一部の霊園では手数料が発生することもあります。管理費の未納がある場合は、その清算が必要です。

資金計画は余裕をもって

ここまで、墓じまいの一般的な費用相場をお伝えしてきました。ですが、実際にはそれ以上かかってしまうケースも存在します。

 

〈追加費用が発生した事例〉

・お墓の立地条件により重機が通れず追加費用を要した

・ご遺骨の柱数(人数)が予定よりも多かった

・離檀の際にお寺とのトラブルが発生し、追加で弁護士への相談費用を要した

 

先祖代々の歴史あるお墓であったり、代替わりをしてお寺様との交流が希薄になってしまったりする場合などは、予想外の出来事があとから発生するケースもあります。見積りを出してもらう際は、必ず石材店に現地確認をしてもらい、寺院トラブルなどを防ぐために気になることは早めに相談しておきましょう。

 

墓じまいの費用は想定していた金額よりも上回ることが得るため、余裕をもって費用計画を立てておくと安心です。

 

WataSelicaでは安心して墓じまいができるように、費用計画からその後のご供養についてのご相談、ご不安など、さまざまなお悩みに対して専門家がサポートいたします。