「日本に帰るだけで往復数十万円」「親族には頼めない」…海外移住組の“継ぐ人がいないお墓”の選択肢、現地に行かない〈墓じまい〉のリアル

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株式会社WataSelica
「日本に帰るだけで往復数十万円」「親族には頼めない」…海外移住組の“継ぐ人がいないお墓”の選択肢、現地に行かない〈墓じまい〉のリアル
(※写真はイメージです/PIXTA)

「そろそろ、実家のお墓をどうにかしなければ」——そう思いつつも、途方に暮れてしまう海外在住者は少なくありません。日本の過疎化や核家族化に伴い、「遠方にあるお墓の維持が難しい」という理由から墓じまいを検討する方は年々増加しています。そして近年、その悩みは国内の都市部在住者だけでなく、海外に生活拠点を置く人々にまで広がりを見せています。しかし、海外からの墓じまいには、国内在住者とは異なる大きな壁が立ちはだかります。海外に住んでいる場合、現地への移動や手続きに時間も費用もかかるもの。この点、墓じまいのオンライン相談や代行サービスを上手に活用することで、コストを大幅に削減することが可能です。本記事では、株式会社WataSelica代表取締役・赤羽真聡氏が、海外などの遠方に住んでいる場合の墓じまいの方法について解説します。

 

海外在住者が墓じまいを検討する場合

近年、さまざまな理由から墓じまいを検討する方が増えています。なかでも特に多い理由が、「遠方のお墓の管理・維持が難しくなった」というものです。

 

お墓を建てた当初は、「家族の誰かが継承し、その後も管理してもらえるだろう」と考えていても、子や孫世代が都市部へ移住し、その後田舎に戻ることがないというケースも少なくありません。その結果、お墓の行き先が課題となり、「墓じまい」を選択される方が増えているのが現状です。

 

また、最近では都市部在住の方だけでなく、海外移住の方による墓じまいも少しずつ増えてきました。

 

ただし、海外に住んでいる場合、墓じまいの費用は一般的な相場より高くなる傾向があります。そのため、墓じまいを検討する際には、まずは一般的な相場を知り、海外からの手続きではどれくらい費用が変動するのか、そして、どうしたら負担を軽減できるのかを知っておくと安心です。

 

一般的な墓じまいの流れと相場

一般的な墓じまいの流れは下記のとおりです。

 

1.お寺や墓地への連絡

2.改葬許可の取得

3.閉眼供養(魂抜きの儀式)によるご供養

4.ご遺骨の改葬(新たな納骨先への移送)

5.墓石の撤去・処分

6.墓地管理者への返還手続き(永代使用権の終了)

 

一般的に、墓じまいにかかる費用は「30万円〜200万円前後」が相場とされています。金額に大きな幅があるのは、お墓の場所や墓石の大きさ、撤去作業の難易度、地域差など、複数の要因が費用に影響するためです。

海外からでもOK…現地に行けなくても墓じまいは可能

海外に住んでいる方が日本の墓じまいを行う際は、日本に住む親族に頼ることも選択肢の一つでしょう。しかし実際には、「申し訳ないから頼めない」と感じる方が多いもの。

 

とはいえ、手続きのために日本に戻るには、高額な交通費がかかるほか、行政書類の郵送に多大な時間を要し、寺院・業者との連絡も、時差によって調整が難しいケースが多いです。日本在住の方が対応する墓じまいに比べ、時間も費用も倍以上かかることも珍しくはありません。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

墓じまいをする際に行政手続きやお寺へのあいさつ、諸々の手配など、必ず現地に赴かなければならないと思いがちですが、実際には本人が現地に行かなくても墓じまいをすることは可能です。

 

たとえば、自治体が発行する「改葬許可証」の申請書類は多くの場合、郵送でも対応しているため、必ずしも窓口に行く必要はありません。墓石の撤去・処分も必ずしも立ち会う必要はありません。

 

遠方で手続きが困難であったり、立ち合いができなかったりする場合には、「墓じまいの代行サービス」を利用するケースも増えています。

 

「墓じまい代行サービス」とは?

墓じまいの電話・オンライン相談から、お寺への連絡、行政手続き、お墓の撤去から遺骨の移動までを一括で引き受けてくれる業者のことです。本来、ご自身で用意しなくてはいけない書類なども代行者に用意から提出までを行ってもらえるため、精神的且つ身体的な負担も軽減できます。遠方や海外に住んでいる方は代行サービスを利用することをお勧めします。

 

主に下記の作業を代行してもらうことが可能です。

 

・申請書類の確認・提出代行

・お骨の取り出し

・墓石の撤去改葬

・墓地管理者への返還手続き

・工程報告書の送付・お支払い

・ご遺骨の改葬(新たな納骨先への移動)

 

※改葬許可申請書は公的書類のため、墓じまい業者が作成を代行することはできず、御製書士へ依頼する必要があります。作成も遠隔で依頼したい場合は、行政書士への連携が可能か代行業者へ確認することをお勧めします。

 

遠方からの墓じまいにおいて、代行サービスはコスト削減になる  

ご自身で墓じまいのすべての工程を担う場合、日程を調整し、遠方から交通費や時間をかけて行うことになります。

 

その点を考慮すると、代行サービスは負担を軽減できるだけでなく大幅なコスト削減になるのではないでしょうか。

海外在住者が選ぶ、主な供養先と費用感

海外にお住まいの方は、墓じまいをしたあとにご遺骨の行き先をどこにするのかを決めておくことも重要です。主な選択肢としていくつかの例をご紹介します。

 

1.海洋散骨(5~30万円程)

散骨は従来のお墓の価値観とは異なり、物や場所にとらわれない、自然のなかで供養できる方法です。旅がお好きだったご家族や遠方に住むご家族にも人気の供養となっています。

 

Wataselica HP
写真:海洋散骨の様子 WataSelica 海洋散骨 海たび

 

2.日本国内の永代供養墓(10~50万円程)

お寺や霊園に供養を任せたいという方は、永代供養墓を選択されることが多いです。海外からアクセスのよい都内の永代供養墓も人気です。遠方に住む方にとっては安心して任せられる負担のない選択肢ともいえます。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

3.海外の自宅にて手元供養(数千円〜10万円+輸送費)

海外の居住国へご遺骨を輸送し、ご自宅でいつも身近に感じられる供養です。日本で海洋散骨や永代供養墓に大部分を納め、ほんの少量だけをご自宅で手元供養するなど、組み合わせて利用することも可能です。国際的な輸送には法律や航空会社の規定などがあるため、事前に確認する必要があります。

 

ミニ骨壺「サクレ」イメージ画像/©Soul Jewelry
(ミニ骨壺「サクレ」イメージ画像/©Soul Jewelry)

 

 

墓じまいから納骨までをサポート

墓じまいの代行サービス業者は、墓じまいだけでなく新たな納骨先への改葬までを一貫してサポートしてもらえます。新たな納骨先にお悩みの場合は、事前相談の際にお話ししてみるのもいいでしょう。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

専門家に相談できる「WataSelica」の墓じまいサポート

WataSelicaでは墓じまいやその後のご供養についての相談、費用面でのご不安など、さまざまなお悩みに対して専門家がサポートいたします。

 

墓じまい累計4,000件以上の実績を持つアドバイザーがみなさまのお墓に関するお悩みを真摯に受け止め、よりよい選択ができるようにご案内させていただきます。