※写真はイメージです/PIXTA
お盆恒例のBBQでさらに募る不満
お盆の恒例行事は、庭でのBBQです。肉や野菜を買い、子どもたちの飲み物を冷やし、食材を切ってテーブルを整えるのは主にマナさん。夫がマナさんに焼いた肉やら野菜やらを時々持ってきてくれるものの、皿洗いもセットなのでマナさんはろくに席に着く暇もありません。
一方、義姉夫婦は、ビールを飲みながら談笑しています。夫は夫で娘や甥っ子たちの相手をしています。そんななか、義姉から声が飛んできました。
「マナさん、お肉足りないよ!」
「『じゃあ自分で取ってきてよ! ってかあなた、ダイエット中じゃなかったの?』って、喉まで出かかりました」
しかし、その場では何も言わず、追加の肉を取りに行きました。義姉一家が来ると、自宅にいるはずのマナさんが、なぜか一番忙しくなります。普段はうるさいことを言ってこない義母も、義姉が帰ってくると義姉と孫を最大限に接待し「マナさん、フルーツもお願いね!」とマナさんをこき使うのでした。
「お義姉さんにとっては実家だからくつろげる。でも、私にとっては自宅なのに、一番くつろげないんですよね。普段仕事をしていてやっとお盆休みかと思ったら義姉のせいで台無しになるんです」
猫が脱走、寝室にまで入ろうとする甥
負担は、お金や家事だけではありません。義姉の息子たちは元気いっぱい……というよりマナさんから見たら「躾がなっていない」ただの子供。家の扉を開けっぱなしにすることもあり、以前には、マナさん一家が飼っている猫が外へ出てしまったこともありました。
幸いすぐに見つかりましたが、それ以来、義姉一家が来ると猫の居場所にも神経を使うようになりました。さらに、甥たちがマナさん一家の生活スペースへ入り込み、寝室の扉まで開けようとしたことも。
そのときばかりは、「そこは入っちゃダメだよ!」と注意しました。
すると甥たちは泣き出してしまい、それをきっかけに義姉との関係も少しぎくしゃくするようになったといいます。
「でも、そこは私の寝室なんですよ。なんで自分の家で、そこまで我慢しなきゃいけないんだろうって」
マナさんが忘れられない出来事は、ほかにもあります。
以前、義姉に自分のシャンプーやスキンケア用品を使われたことがありました。マナさんは化粧品にはこだわりがあり、シャンプーや化粧水などは、気に入ったものを自分のお金で購入しています。
ところが義姉は、それらを使ったあと、
「いいもの使ってるね。さすが共働きは違うね。それに、お母さんたちから支援もあるだろうし。マナさんって恵まれてるよね」と笑ったそうです。
「腸が煮えくり返るって、こういうことかと思いました。私だって仕事をして、そのお金で買っているんですけどね」
とはいえ、マナさんもただ黙っていたわけではありません。翌年のお盆を前に、「また『持ってくるの忘れちゃった』と言って使うだろう」と予想。そこでフリマアプリで、高級スキンケア商品の空きボトルを購入しました。本当に使っているものは別の場所へ隠し、空きボトルには手頃な価格の商品を詰め替えておいたのです。
あえてわかりやすいところにボトルを置いておきました。案の定、義姉はそれを使い、「やっぱりこれいいね」と満足そう。
「そのときは心の中で『そうですか、それはよかったです!』って笑っていました。ものすごく小さな抵抗ですけどね」
ただ、そんな対策をしながら、マナさん自身も少しずつ疑問を抱くようになりました。
「そもそも、なんで自分の家でここまで対策してるんだろうって」