「うちの親はまだ元気だから大丈夫」と思っていても、介護の始まりはある日突然、なんの前触れもなくやってきます。本記事では、親の介護の事前準備不足と兄妹間の溝が原因で、退院直前に途方に暮れてしまった事例をもとに、要介護になる前にやっておくべきだった4つのことについて、CFPの山﨑裕佳子氏が解説します。
(※写真はイメージです/PIXTA)
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不仲でも避けては通れない、親の介護という「プロジェクト」
過去を悔やんでも時間は戻りません。キヨコさんがシゲルさんに感情的にぶつかってしまうのは、「一人で抱え込む不安」の裏返しかもしれません。
兄妹仲、親子仲がよいに越したことはありませんが、さまざまな事情で折り合いが悪い家庭も多く存在します。しかし、いざ親の介護に直面したとき、介護の件だけでも協力関係を築けないとお互いが苦しく、何より当の本人に不利益が生じてしまいます。
介護は終わりが見えない長距離走です。「不仲だから」と対話を避けるのではなく、感情はいったん横に置いておき、「親の介護というプロジェクトを共同経営するビジネスパートナー」と割り切って考えることも大切かもしれません。
お金の現状と介護プランを事務的・論理的に共有し、報告・連絡・相談を徹底する。一見するとドライと思える割り切りこそが、親にとって、そして介護者にとっての最善策を見つける鍵になるのではないでしょうか。
山﨑 裕佳子
FP事務所MIRAI
代表
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