迫る退院、未定の介護プラン…埋まらない「兄妹の溝」

本来であれば、入院中に兄妹で今後の介護の方針についてしっかりと話し合う必要があったのですが、長い間のコミュニケーション不足によりお互いの想いと意見のすれ違いが露呈します。

まずは入院費の支払いについてです。シゲルさんは、母・タエコさんのお財布から払うのだろうと考えていたのですが、キヨコさんはタエコさんの通帳を預かっていないとのこと。仕方なく、兄のシゲルさんが3万円ほどを立て替えることになりました。

次に、退院後のタエコさんの介護方針について。「自宅介護」を主張するキヨコさんと、「施設入所」をすすめたいシゲルさんの話し合いは平行線です。

そして、リハビリ病院に転院して入院から2ヵ月が経過。タエコさんはリハビリテーションに励んでいますが、今のところ以前のように歩くことが難しい状況です。加えて、入院中に認知症の症状が進行してしまいました。

しかし、「入院で行える治療はこれ以上ない」ということで退院を迫られています。

病院のケースワーカーの勧めで介護認定の申請はしていますが、まだ認定は下りていません。今後の介護プランは未定という状況です。