(※写真はイメージです/PIXTA)
「親孝行の何が悪い?」夫の反論
突然の拒否に、夫は驚いた様子だったそうです。
「1年に1回の母の日に親孝行して何が悪いんだよ」
そう反論された瞬間、ミツキさんのなかでは積もっていた感情が一気にあふれました。
「“親孝行”って便利な言葉だなって思ったんです。結局、そのために動くのは私なんですよ。食事の準備を考えて、義母への母の日のプレゼントを用意して、子どもの支度をして……」
本来なら「感謝される側」でもあるはずの母の日に、自分だけが疲弊していくことに強い虚しさを感じていたといいます。
「SNSを開けば、夫や子供から母の日を祝われている人もいるのに私は何をしているんだろうって」
味方になったのは、息子たちだった
そんな空気を変えたのは、意外にも子どもたちでした。
中学2年生の長男は、父親にこう言ったそうです。
「母さんって、いつも俺たちの世話で疲れているじゃん。今日くらい感謝してもバチ当たらないんじゃないの?」
さらに、「今日は僕が家のことやるから、母さん休んでていいよ」と声をかけてくれ、次男と駅前の花屋さんで買ったというカーネーションをプレゼントしてくれました。
小学4年生の次男も、手作りの「肩たたき券」を手渡してくれました。
「思わず泣きそうになりました。ちゃんと見てくれていたんだなって」
結局、その日、夫は一人で義実家へ向かいました。
「来年どうなるかはわからないです。でも、あの日は子どもたちの気持ちが本当にうれしかった」
そう語るミツキさんの表情は、どこか晴れやかでした。
[参考資料]
厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」
総務省統計局「令和6年全国家計構造調査」
【注目のセミナー情報】
【相続×資産運用】5月13日(水)オンライン開催
【短期償却】5月20日(水)オンライン開催
《所得税対策×レバレッジ投資》
インフラ活用で節税利益を2倍にする方法