(※写真はイメージです/PIXTA)
母の日なのに、なんで私が疲れるの?
ミツキさんは、夫(42歳)と中学2年生、小学4年生の息子2人との4人暮らし。夫婦共働きで、世帯年収は約1,500万円です。
一見すると余裕のある家庭に見えますが、教育費や住宅ローン、物価高の影響もあり、日々の家計は決して楽ではありません。
「子どもたちは公立の学校に通っていますが、それでも塾代や部活関係のお金は結構かかります。私もフルタイムで働いていますし、毎日バタバタですね」
そんなミツキさん一家には、毎年恒例になっている行事がありました。
母の日に、家族総出で義実家へ行くことです。
「親孝行したいなら、1人で行けば?」ついに夫に放った一言
義母は月11万円ほどの年金暮らし。決して生活に余裕があるわけではなく、長男である夫は毎月仕送りも続けています。
ミツキさん自身、仕送りについて反対したことはありません。
「お義母さんが大変なのはわかるので、そこは納得していたんです」
総務省統計局「令和6年全国家計構造調査」によると、高齢者無職単身世帯のうち65〜74歳では、可処分所得(月約14.1万円)に対し、消費支出は約17.1万円と、支出が上回る状況となっています。高齢単身世帯では、公的年金が収入の大半を占める一方、光熱費や食費、交際費などの負担も重く、年齢によっては赤字家計となる実態も見えてきます。
「だから夫が仕送りしたい気持ち自体は理解していたんです」
しかし、年々モヤモヤが大きくなっていったといいます。
「夫は『母の日だから』って張り切って家族全員を連れて行くんです。でも、私の母については『ミツキには弟もいるし、実家は裕福なんだからいいだろ』って」
さらに、家事や育児の負担は普段からミツキさんに偏りがちでした。
「私はフルタイムで働いているのに、家のことも子どものことも基本的には私。せっかくの休みに『今日は休みたい』って言っても、無理やり義実家に連れて行こうとするんです」
そして今年の母の日、ついに限界を迎えました。
「親孝行したいなら、1人で行ったら?」
ミツキさんは、はっきりそう言い放ったといいます。