(※写真はイメージです/PIXTA)
住宅は「人生の目的」ではなく「手段」に過ぎない
「80歳までローンが続く」という事実に、身構えてしまうのは自然なことです。しかし、周りから「今が最後のチャンス」といわれると焦ってしまいますが、一度深呼吸して考えてみませんか。大切なのは世間のタイムリミットではなく、自身と家族にとっての『ちょうどいい時期』かどうか。納得感を大切にすることが、将来の安心につながるはずです。
住宅は、家族が笑顔で過ごすための「大切な場所」であって、決してそれ自体が人生のゴールではありません。新しいリビングは素敵ですが、そのために定年後の心配をしたり、日々の楽しみを我慢し続けたりすることは、本当に望んでいた「家族の幸せ」でしょうか。
住宅を持つということは、大切な資金を「住まい」という形に変えて預けるようなものです。20年、30年経ったとき、「この家がいざというときに自分たちを支えてくれる」と、穏やかな気持ちで思えるか。あるいは「この家のおかげで、これからの生活も安心だね」と夫婦で笑い合えるか。そんな確信が持てるまで、じっくり時間をかけても遅くはありません。
「幸せのバランス」は、どのあたりにあるでしょうか。大切な人生という物語を、一度高いところから眺めるような気持ちで、ゆったりと見つめ直してみてください。
藤原 洋子
FP dream
代表FP