「有名人が勧めていたから」という理由で投じたお金は、暴落が来た瞬間に霧散します。投資の成否を分けるのは、銘柄の知識量ではなく、自分がそのリスクをどこまで「自分事」として理解しているか。本記事では、SNSで多くの初心者の背中を押し続けている投資家・たけ氏の著書『月1万円からの損しないはじめかた 新NISAでお金を増やしましょう』(KADOKAWA)より、不安を確信に変え、荒れ相場で「こんなときどうしたら」の悩みに答えるQ&Aと、投資の世界で生き残るための条件について解説します。
列をなして、口を揃え“同じ悩み”を吐露する「投資初心者たち」…「資産1億円・投資家インフルエンサー」の個別相談会で露呈した、投資で生き残れない人の共通点 (※写真はイメージです/PIXTA)

暴落を「ボーナスタイム」に変えるQ&A

Q1 暴落がチャンスなのは理解しましたが、いざ画面が真っ赤になると怖くて手が出ません。

A1 論理(脳)と感情(心)を切り離しましょう。

 

人は増えることよりも「減ること」のほうが2倍近く強く感じるといわれています。恐怖を克服しようとするのではなく、恐怖を感じたまま「少しだけ買い増す」など、小さな行動をとりましょう。一度でも「暴落時に買って、その後の反発で利益が出た」という成功体験を積めば、次の暴落を楽しみに待てるようになるかもしれません。

 

Q2 VIX指数が30を超えました! 手元の現金をすべて投入してもいいですか?

A2 絶対に一括投入してはいけません。暴落は「二段下げ、三段下げ」があるからです。

 

歴史的な暴落は数カ月続くこともあります。VIXが30で全額使うと、40、50になったときに指をくわえて見ているしかありません。「30を超えたら現金の20%、40を超えたらさらに20%」のように、必ず弾丸(資金)を小出しにするルールを徹底してください。

 

Q3 新NISA枠を使い切っているときに暴落が来ました。特定口座で買うべきですか?

A3 はい、迷わず特定口座で買いましょう。

 

「非課税じゃないともったいない」とチャンスを見送るほうがもったいないです。暴落時に特定口座で安く仕込んだものは、将来の利益が大きくなる可能性が高いです。税金を20%払っても、預金で寝かせておくより遥かに資産を押し上げてくれます。

 

Q4 もし今回の暴落が、世界恐慌のように20年も戻らなかったらどうしますか?

A4 そのときこそ「積立投資」が最強の武器になります。

 

20年戻らないということは、20年間「世界中の株をバーゲンセール価格で買い続けられる」ということです。価格が低い期間が長いほど、積立投資では大量の「口数」を貯め込めます。安く買い続けることで、元の価格に戻らなかったとしても途中で利益を出すことも可能です。もっとも、全世界株式やS&P500が暴落して元の株価に戻らなかったことは歴史上はありません。

 

Q5 暴落時にSNSでもう米国株の時代は終わったとインフルエンサーが言っています。

A5 スマホの画面を閉じて、そっと「気絶」してください。

 

暴落時のSNSでも不安を煽ってインプレッション(表示回数)を稼ごうとする「ノイズ」を見かけることがあります。不安を煽る人は、あなたの資産に責任を持ってくれません。そういった個人の意見ではなく「過去の実績」と「いずれ必ず回復する」と信じることが大事です。

 

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