(※写真はイメージです/PIXTA)
働き続けるシニアと、シニア就労の過酷な現実
住宅ローンが老後まで残ったり、物価高の影響を受けたりで、定年退職後も働き続ける人は増えています。内閣府の「令和6年版高齢社会白書」によると、2024年の65歳以上の就業者数は930万人に達し、2004年以降、21年間連続して増加しています。年代別の就業率は以下のとおりです。
<男性>
・60~64歳:84.4%
・65~69歳:61.6%
・70~74歳:42.6%
<女性>
・60~64歳:63.8%
・65~69歳:43.1%
・70~74歳:26.4%
さらに、75歳以降も働く人は急増しており、2014年には129万人(8.1%)でしたが、2024年には248万人(12%)にまで膨らんでいます。
働く意欲を持つシニアが増える一方で、環境は甘くありません。AIの発達が著しい昨今、ITスキルの高い人間が求められるなか、人手不足でも希望する転職や再就職は、ますます難しくなってきています。Cさんのように、在職中から計画を立てて準備しておくことが不可欠です。
“ねんきん定期便”の金額にも個人差が
A、B、Cさんの3人は、定年退職前の59歳で受け取った「ねんきん定期便」の金額がほとんど同じでした。しかし、これはあくまで「60歳まで現在の条件で働いた場合」の予定額にすぎません。
その後の働き方(厚生年金に加入し続けるか、独立するか、完全にリタイアするか)や、配偶者の状況などによって、実際に受け取る金額や世帯としてのゆとりは大きく変わってきますので、十分にご注意ください。
川淵 ゆかり
川淵ゆかり事務所
代表
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