結婚相手に求める条件として、今も昔も「経済力」は外せない要素のひとつです。ゆとりのある暮らし、将来への安心感。高年収のパートナーとの結婚は、この先の人生を保証するようなものに映るかもしれません。しかし、現実はそう単純ではないようです。理想的な結婚を手にしたはずのある女性のケースを見ていきます。
「私、幸せになれると思ってた…」年収2,000万円超・42歳の外資系エリートとタワマン生活を満喫する28歳女性、結婚わずか半年で実家に出戻りのワケ (※写真はイメージです/PIXTA)

データから見る「若者の結婚観」と、高スペック婚の落とし穴

内閣府『令和6年度 若者のライフデザインや出会いに関する意識調査』によると、現代の若者が結婚相手に求める条件や、結婚に対する考え方に変化が見て取れます。

 

同調査によれば、結婚相手を選ぶ際に重視する項目として、依然として「経済力」や「職業」は高い水準にありますが、それ以上に「価値観の近さ」や「一緒にいて気を使わないこと」を挙げる割合が増加傾向にあります。

 

特に女性においては、相手の収入だけでなく「家事・育児への協力姿勢」や「義理の家族との関係性」を、結婚生活の持続可能性を判断する重要な指標として捉える層が目立ちます。

 

また、同調査内の「結婚生活に対する不安」という項目では、男女ともに「自由がなくなること」に加え、「相手の家族との付き合い」を挙げる回答が上位にランクインしています。

 

里美さんのケースは、まさにこの「相手の家族との関係」が、本人の想定を超えて生活を侵食してしまった典型といえるでしょう。

 

かつての「三高(高学歴・高収入・高身長)」ブームのころとは異なり、現代の結婚は「誰と、どのような距離感で、どのような生活を送るか」というバランスが重視されています。

 

2,000万円超という年収は確かに魅力的ですが、その背景にある家族のパワーバランスや、パートナーの精神的な自立度は、数字には表れません。いかに見えない部分を見極めるか。それが、安定した結婚生活を手に入れるためには欠かせないようです。