糖の摂りすぎは、脂肪肝をはじめとしたさまざまな病気の発症につながりかねません。そのため、毎食の糖質管理が「効率的に痩せる」ための第一歩です。しかし、肥満解消と脂肪肝・糖尿病改善のための専門外来「スマート外来」担当医の尾形哲氏によると、糖質を食卓から完全に消す必要はないそうです。尾形哲氏の著書『専門医が教える 1分で肝臓から脂肪が落ちる食べ方決定版』(KADOKAWA)より、無理せず糖質を抑える食事法をみていきましょう。
(※写真はイメージです/PIXTA)
ダイエットのための食事制限、長続きさせるには?医師がすすめる“ゆる主食”という選択肢
コスパ&タイパが抜群の高タンパク食品を常備
肝臓から脂肪を落とすには筋肉量を増やすことがポイントで、筋肉の材料になるタンパク質の摂取は欠かせません。
残念ながら、タンパク質は体内に蓄えておけないため、こまめにとる必要があります。1日3回の食事でタンパク質を毎食20~30gとるのが理想です。
そこで、開けたらそのまま食べられる“高タンパク食品”を常備することをおすすめします。下に挙げた7つの高タンパク食品は、特売日にまとめ買いすればコスパがよく、熱湯を沸かして3分待たなくてはいけないカップ麺よりもずっとてっとり早く食べられる、最強のタイパ食品ですよ。
ご飯の量は握りずしで換算・・・1食あたり「握りずし2~3個分」
ご飯の量は1食70gで計量できればベスト。シャリ3個分弱と覚えておけばいちいち計量しなくても大丈夫!
握りずし3個分弱が食べていいご飯の量
1食のご飯の量は70g。慣れるまではきちんと計量することをおすすめしますが、握りずし1個分のサイズでご飯の量は25g程度です。握りずし3個分でご飯75gになります。目分量で加減して、70gのご飯の量を換算できれば、外食時でも、食べてよいご飯の量を守れます。
【体験者の声】
握りずし3個分のご飯に生卵をかけて食べる幸せな朝 Y.N.さん(26歳)
朝食は大好きな卵かけご飯にすることが多いです。私にとって時間がない朝にご飯を計量するのはハードルが高いので、握りずし3個分という目安を守って好きなメニューを楽しんでいます。
尾形 哲
長野県佐久市立国保浅間総合病院
外科部長/「スマート外来」担当医
