26歳以降は“売れ残り”…昭和の女性が背負ってきた「結婚観」

パートナーの話が出るなら、夫婦についても考えないわけにはいきません。知っておいてもらいたい、とても大切なことをお伝えしようと力がこもっています。なので、ちょっと長くなりますし、もしかすると受け入れ難いと感じるかもしれません。あくまでひとつの提案として捉え、自分なりの最適解を出す参考にしてください。

ここで質問です。あなたは結婚を経験しましたか。

いま60歳前後になる昭和30年から40年代生まれの女性は、婚期にはクリスマスケーキを引き合いに出されて、25歳までに嫁がせ、26歳以降は売れ残り呼ばわりされていました。就職してもどうせ腰掛けで、結婚したら寿退社するため、仕事の能力は期待されないことが多かったです。なんて失礼なといまなら思うけれど、当時は結婚が社会的責任で当たり前でした。

参考までに、現在の平均初婚年齢は夫が31.1歳、妻が29.7歳といわれています(厚生労働省人口動態調査令和4年調べ)。昨今では結婚しない選択も増えているようですし、夫婦別姓や事実婚なども浸透してきて、結婚の価値観が大きく変わる、まさに、過渡期でもありますね。

そんな過渡期に、結婚は1回限定と決めなくてもいいんじゃない?というお話です。

クリスマスケーキの売り時にあわせて結婚した方々へ、次の質問です。当初あった愛情、年数が経てば「愛」が消えて「情」だけになるといいますが、「情」はどのくらい残っていますか。もし1ミリもない、枯渇状態というなら、その関係を一度リセットしてみてはどうでしょう。

人生100年といわれるいま、結婚は3回くらいやっていいと私は考えています。その理由を説明していきますね。