社会に名を刻む選択 ― 節税と功績を両立する奨学金創設の意義

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株式会社ガクシ―
社会に名を刻む選択 ― 節税と功績を両立する奨学金創設の意義

「税金をただ納めるのではなく、自らの意思で未来を育む投資に変える――そんな選択肢があることをご存じでしょうか。それが「オリジナル奨学金」の活用です。単なる節税ではなく、自分の資産を誰の夢に託すのかを決められるのが、この仕組みの大きな魅力です。奨学金を通じて社会を動かす力を持つ――その可能性や意義についてご紹介していきます。

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欧米では当たり前の「寄付による税制」

早いもので、この連載も今回が最終回となりました。最後にお伝えしたいのは、オリジナル奨学金に関わる「税制」についてです。

 

税制とは、国や自治体が税金を徴収・運用する仕組みを指し、富の公平な分配や経済の持続的成長に欠かせない制度です。その中でも「寄付控除」は、資産を社会に還元するうえで重要な仕組みとなります。

 

公益財団法人など公益性の認められた団体への寄付は、所得税の控除対象となります。現在ガクシー財団は「一般財団法人」として活動していますが、2026年4月を目途に「公益財団法人」または「公益信託」へ移行予定です。これにより、ガクシー財団への寄付も税額控除の対象となる見込みです。

 

控除には上限がありますが、「税金として国庫に納める」か「奨学金として若者に託す」かという、新しい選択肢が生まれるのです。

 

ここで大切なのは、これは単なる「節税」ではないということです。資産の使い道に、自らの意思と価値観を反映できる――まさに「名誉ある社会投資」なのです。

 

たとえばアメリカでは、「政治に税金を渡すくらいなら寄付に回したい」という考え方が広く浸透しています。ビル・ゲイツの寄付も“税金対策”と揶揄されることがありますが、本質は「社会に残る功績」として資産を活かすという選択です。

 

ガクシーの「オリジナル奨学金」は1,000万円から組成可能です。税制上の控除を受けられるだけでなく、**「応援したい若者をダイレクトに支援できる」**という透明性の高い仕組みが最大の魅力です。

 

来年、寄付控除という“武器”を得ることで、社会へのインパクトは飛躍的に拡大するでしょう。ぜひ、この歴史的な挑戦に加わっていただければと思います。

資産家が関心を持つオリジナル奨学金

10月2日に開催予定のウェビナー(※詳細はこちら)では、ガクシーの事業概要や創業の背景、そして私たちが込める想いをお伝えします。また、奨学金を組成することで、寄付者にどのような価値がもたらされるのかも詳しくご紹介いたします。

 

前回の開催では、申込者の85%が当日参加されました。これは通常のウェビナー参加率を大きく超えており、それだけこのテーマに対して成功をおさめられた資産家の方々の関心が高まっていることの証でもあります。

 

奨学金支援は今、「社会貢献」であると同時に「誇りある資産の活かし方」として注目を集めています。

 

一方で、給付型奨学金に対して「裏があるのでは」と疑念を抱かれることもあります。だからこそガクシーは、透明性のある仕組みと共に、**「社会を動かすアイコン」**の存在を生み出すことに注力しています。

 

たとえば、日本を代表するジャズピアニストの穐吉敏子さんや渡辺貞夫さんは、戦後間もない時期に給付型奨学金を得て米国バークリー音楽院へ留学し、世界的な活躍を果たしました。奨学金があったからこそ花開いた才能は、数え切れません。

 

次の“穐吉敏子”を生み出すのは、あなたの奨学金かもしれません。

奨学金という寄付は「未来への投資」

将来的に、給付型奨学金の総量が増えていけば、それ自体が“夢を叶えるためのインフラ”として社会に定着していくはずです。

 

たとえば、企業主催のコンペティション形式で奨学金を提供する事例が増えれば、「賞金の代わりに奨学金を勝ち取る」といった価値観が広がり、学生たちの夢を応援する自然な仕組みとして認知されていくことでしょう。

 

そうなれば、マスコミも自然と取り上げるようになり、奨学金は“前向きな投資”としてより多くの人に受け入れられるようになります。もし給付型奨学金が社会のインフラとして拡大すれば、学生たちは「借金を背負う」のではなく、「夢を勝ち取る」感覚で未来に挑戦できるようになります。

 

まずは、奨学金の規模を拡大することが重要です。私たちガクシーは、その基盤づくりに全力で取り組んでいきます。

 

国が税金を原資に奨学金を提供する場合、すべての国民が納得できる公平な理由が求められます。だからこそ、民間である私たちがやる意味があるのです。より柔軟で、個々の想いやビジョンを反映できるのが民間の強みでもあります。

 

すでに三菱UFJ信託銀行と共に進めている「サステナブル奨学金」では、5年で1,000億円の資金集めを目指しています。さらにウェルネス領域でも100〜200億円規模の事業を想定しており、企業と連携したスケール拡大を図っています。

 

これは単なるビジネスではありません。日本全体の未来を形づくる投資なのです。

 

現在、多くの企業が人材不足に悩む中、従来の採用広告にのみ投資するよりも、「奨学金を通じて人材を育てよう」という意識の変化も起き始めています。実際、ガクシーとの協業を希望する企業も増えてきました。

 

実際、寄付をしてくださった方からは、こんな声も届いています。

 

「自分が支援した学生が、社会で羽ばたき、いつか次の世代へとバトンを渡していく。その循環が生まれることが何より嬉しい」

 

奨学金は、支援者様の名誉とこうした想いを未来につなげる仕組みであり、そのサポートをすることが私たちガクシーの使命です。

 

今回でこの連載は一区切りとなりますが、ガクシーの挑戦はここからが本番です。 ガクシーは「奨学金を社会インフラにする」という新しい挑戦を通じて、「諦めなくていい社会の実現」に向けた持続可能なインパクトを届けてまいります。

 

ぜひ、ウェビナーで私たちのビジョンに触れていただき、次世代を支えるこの新しい挑戦の第一歩をご一緒いただければ幸いです。

 

 

株式会社ガクシー
代表取締役 松原 良輔

 

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