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老後を思い切り楽しみたい…退職金を使って「投資」を始めることに

Aさんは長年公務員として職務をまっとうし、その後の再任用期間も終え、65歳から本格的な「年金生活」が始まりました。民間企業と異なり、職域加算部分(※2015年9月以前の共済組合加入期間が対象)も受けられることから、Aさんは「民間企業に勤務するより年金も多いだろう」と考えており、年金額にも不満はありません。
しかし、「退職後は趣味も旅行もめいっぱい楽しみたい」と、老後にやりたいことがたくさんあったAさんは、老後に使えるお金を増やすべく、退職金を投資に回そうと考えました。
というのも、新聞やテレビ、同時期に退職した友人の話などから投資に興味を持ち、「自分もやってみたい」と考えるようになったのです。
そこでAさんは、証券会社主催の「資産運用セミナー」に参加。講師の話に触発され、退職金の2,500万円で投資信託を購入することに。「なるべく多くリターンが欲しい」と考えたAさんは、証券会社の担当者に勧められるまま、とあるハイリスク・ハイリターンのファンドを選択。そのファンドは、運用の成果に応じて毎月分配金があるもので、「年金の足しになる」という点にも魅力を感じたのです。
ただ、毎月分配型の投資信託は新NISA対象外のため、新NISAの枠は日経平均に連動するインデックス型の投信を購入。残りの全額を毎月分配型のファンドに投資しました。