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「FX成功者に共通する」と考えられるアイスバーグ・モデルの解説
まず、一番上の「D:成果」については分かりやすく、FXの世界では、「収入、利益率、勝率」などが、ここに該当するでしょう。
このDは、氷山で言うと水の上に出ている部分、つまり、数字として目に見える部分であるのがポイントです。
次に、「C:スキル」について。これはFXで言うと、勝てるトレードを行うための「トレードスキル」となり、より具体的には、「トレード手法、資金管理、トレードメンタル」の3つ(=トレードの3M)が代表的なものとなります。
この3つのうち、トレード手法と資金管理に関しては、例えば「EMA13を使っている」や、「資金管理2%ルールを使っている」のように、言語化・数値化ができる部分が多そうですね。ですので、その部分は、水面上に見える形で表記しました。
一方で、トレードメンタルに関しては、一部は言語化などができますが、思考していることの全てが、見える形で現れるわけではないので、水面下にあるような状態で表記しています。
また、“トレードメンタルの位置づけは、トレード手法・資金管理よりも上”という内容から、水面下の部分で大きめに表現するのが妥当でしょう。
最深部にある「マインドセット」の重要性
そして、3つめが「B:行動」です。行動に関しても、その全てを可視化できるわけではなく、トレードスキルよりも、もっと広い概念となるため、スキルよりも一段下の要素となります。
最後に、4つめが「A:マインドセット」です。これは一言で言うと「FXでFIREは達成できる!」という“心構え”になります。
私たちがFXをする理由の“根幹”となるものですね。この心構えについては、“最も抽象的であり、外に見えづらい”要素であるため、一番下の階層となるでしょう。
ちなみに、「信念」「セルフイメージ」なども、ここで言うマインドセットに含んでいます。
さて、ここまで、成功するトレーダーの「アイスバーグ・モデルの4階層」を見てきました。このモデルこそが、多くのFX成功者の中に見た「共通点」となります。
ここから何が言えるかというと、
「まず、正しいA:マインドセットがあることが、全ての根幹。目的に向かう確固とした心構えがあるからこそ、必要なB:行動をおこし、それを習慣化することができる。習慣化された行動によって、課題解決のためのC:スキルを培うことができる。十分な能力を身につけることで、FXによるD:成果(=利益率)が得られる」
そうした1本の道筋である、ということです。つまり、水面下にある重要度の高い下の階層から、順番に影響が発生していって、最終的に、目に見える成果として現れるわけです。
加藤 ムネヒサ
専業トレーダー