一般的に“ハイリスク・ハイリターン”とされるFX。苦い経験がある人も少なくないでしょう。ただ、専業トレーダーの加藤ムネヒサ氏は、FXに必要な“3つのM”を揃えれば、トレードの成功率は格段に上昇するといいます。そこで、加藤氏の著書『元手30万円からわずか3年でFIREを叶える爆益トレード 黄金のスキャルピングFX』(KADOKAWA)より、「3つのM」とはいったいなんなのかを見ていきましょう。
FXで「勝つトレーダー」と「負けるトレーダー」の差…成功者だけが持っている?FXに必要不可欠な“3つのM”とは【FXのプロが解説】 (※画像はイメージです/PIXTA)

誤ったトレードメンタルが資金を減らしてしまう具体例

実際に、トレードメンタルがジャマをしてしまう例を挙げてみましょう。例えば、以下のようなものです。

 

  • 手法ルールに該当しないポイントと分かりつつも、ドキドキ感を得たい気持ちにかられ、ついトレードして負けてしまった(ポジポジ病)
  • 逆に、手法ルールに該当してチャンスだと分かっているのに、過去の損切がトラウマになっていて、エントリーボタンが怖くて押せなかった。エントリーしていたら勝っていたのに……(モジモジ病)
  • +10pipsで利確、ということは分かっているが、含み益が減ってしまったらどうしよう、という不安が強く、ついつい+3pipsで利確してしまった(チキン利食い)
  • 自信を持ってエントリーしたのに損切になった。ムカッときて、すぐに利益を取り戻そうと、思いつきでトレードを仕掛けてしまった(リベンジトレード)

 

これらは決して特別な事例ではなく、お金がかかるリアルトレードだと、誰もが経験し得るものになります。

 

繰り返しになりますが、いくら正しいトレード手法、資金管理をきちんと勉強していても、正しいトレードメンタルを構築できていないと、感情的になり、間違ったトレードに走ってしまうおそれがあるのです。

 

 

加藤 ムネヒサ

専業トレーダー