経済的に厳しい状況にある方の生活を支える公的制度はさまざまなものがありますが、「どうせ自分には関係ない」と思って申請していない人も少なくありません。チャンスを逃さないためにも、自ら制度について知っていくことが大切です。本記事では、Aさんの事例とともに、年金生活者支援給付金についてFPオフィスツクル代表・内田英子氏が解説します。
(※写真はイメージです/THE GOLD 60編集部)
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将来控えるおひとり様老後への備え方
Aさんのように「どうせ自分には関係ない」と思っていても、実は対象になることがあります。多くの制度は申請しなければ給付を受け取れません。チャンスを逃さないためにも、まずは確認してみることが重要です。
経済的に厳しい状況にある方の生活を支える公的制度はさまざまなものがありますが、基本的には、税金でまかなわれているため、「年金生活者支援給付金」のように公平性に配慮しつつも「支払いを誠実に行ってきた人」に配慮した設計になっているものも少なからずあります。
「ダメもとで申請してみたら、自分の積み重ねてきた行動が、ちゃんと評価されておまけがついてきた」そんなことがあるかもしれません。
だからこそ「使える制度は知って、動いて、活かす」。それが、将来のおひとり様老後を支える力になるのかもしれません。
内田 英子
FPオフィスツクル代表