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「豪ドルNZ(ニュージーランド)ドルはってどんな通貨ペア?」
「自動売買に向いているってホント?」
「取引するタイミングや狙いが分からず、なかなか一歩を踏み出せない」
これらの悩みを解決する記事です。
オーストラリアとニュージーランドという、円を含まない通貨ペアに、「どっちが有利なのか」「どう分析したらいいのか」と悩むのも無理はありません。

私も最初はなんでこんな通貨ペアの取り扱いがあるのか不思議でなりませんでした。
実は、豪ドル/NZドルはどちらもオセアニア地域の通貨で、レンジ相場になりやすいのが特徴です。
長期の自動売買に向いている点に気づいてから、私は3年近くほったらかしで運用し続けています。
本記事では豪ドルNZドル特有の動き方や分析ポイントを初心者にもわかりやすく具体的にお伝えします。
この記事を読み終える頃には、豪ドルNZドルの値動きの背景がはっきりとイメージできるようになり、「なぜ今このタイミングで買う(もしくは売る)のか」を自信を持って判断できるようになりますよ。
【はじめに】なぜ「豪ル/NZドル」が注目されるのか

豪ドルNZドルは、オセアニア地域に属する通貨同士のペアとして、安定的なレンジ相場となるために注目を集めています。
両国は資源や農産物の輸出が盛んなことから、お互いの関連性が強く、値動きが穏やかな相場が続きやすいです。
また、米ドルを絡めた取引(ドルストレート)やクロス円とは異なる値動きをするため、リスク分散にも役立ちます。
こうした環境により、レンジ相場狙いの自動売買で長期保有をする投資家からも人気を集めるようになりました。
豪ドルNZドルは「長期自動売買のほったらかしFXの代表格」として注目を集め、投資家の人気を得ているのです。

円を含まない通貨ペアだからこその魅力があるんだね。
豪ドルとNZドルのそれぞれの基礎知識

豪ドルとNZドルはどちらもオセアニア経済圏ですが、国の規模や主要産業に違いがあります。
まずは、それぞれの通貨の特徴をおさえておきましょう。
豪ドルの特徴:資源国通貨として中国経済の動向と密接に連動しやすい
NZドルの特徴:酪農製品や観光に依存しているため、乳製品価格と観光需要が重要なポイント
豪ドルの特徴
豪ドルは、資源国通貨として中国経済の動向と密接に連動しやすい通貨であり、オーストラリアの政策金利や鉱山資源の輸出状況が鍵を握っています。
オーストラリアは鉄鉱石や石炭といった資源の輸出大国です。最大の輸出先である中国が好景気に沸くと、豪ドルが買われやすくなります。
オーストラリアが主要輸出国である中国の景気が拡大すると、鉄鉱石や石炭の価格が上昇し、その影響で豪ドルが買われることがあります。
逆に中国経済が落ち込んだり、輸出制限がかかったりすると、豪ドルは大きく売られてしまう可能性があります。

豪ドルを取引する際は、資源価格と中国関連ニュースを合わせてチェックすることで、値動きを的確につかみやすくなります。
NZドルの特徴
NZドルは、酪農製品や観光に依存しているニュージーランド経済を反映して動くため、乳製品価格や観光需要が重要なポイントになります。
ニュージーランドの主要輸出品は乳製品や肉類などの農産品であり、世界的な農産物価格の変動に為替が連動しやすい面があります。
また、経済規模が小さいため、ひとたび観光需要が落ち込むと急速に景気後退が進むリスクもあります。

2011年にあった大きな地震の直後は観光需要が下がったわね。
また、ニュージーランドの乳製品価格を測る指標として「GDT(Global Dairy Trade)価格」がよく注目されます。
この価格が上昇すると、酪農製品の輸出が好調になりやすく、それを織り込む形でNZドルが買われやすくなる可能性があります。
NZドルを取引する際は、乳製品価格の動きや観光客数の変化、そして金融政策見通しを忘れずにチェックすることが大切です。
「豪ドル/NZドル」ってどんな通貨ペア? 押さえるべきポイント
では円を含まない豪ドル/NZドルにはどんな特徴があるのでしょうか。
ここからは同じ経済圏だからこそ生まれる3つの特徴についてひも解いていきます。
クロス通貨ペアだけど、取引量は意外と多い
スプレッドはFX会社で大きな差がある
豪ドルとNZドルは似てるようで違う? 相関と注意点
価格変動のカギは政策金利
クロス通貨ペアだけど、取引量は意外と多い
豪ドルNZドルはドルストレートではなく、クロス通貨ペアの一つですが、世界的にも14位の取引量があり流動性が比較的高い通貨ペアです。
ドルストレート(USD/AUDやUSD/NZD)ほどの注目度はないものの、オセアニア通貨の組み合わせとして多くのFX会社が取り扱っています。
取引量がそこそこ多いため、クロス通貨ペアの中では比較的安定して取引できるペアの一つです。
スプレッドはFX会社で大きな差がある
豪ドル/NZドルは取引量は多いものの、あくまでもマイナーなクロス通貨ペア。
FX会社の力の入れ具合でスプレッドには大きな差があります。
|
FX会社 |
スプレッド |
備考 |
![]() |
2.0 |
2025/1/6にスプレッド縮小。 |
![]() |
7.1 |
原則固定時間帯:8:00‑翌4:00 |
![]() |
5.5 |
トラリピで最も利用者が多い通貨ペア |
![]() |
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特に自動売買での運用を考えている場合には、スプレッドが大きいと利益が減ってしまいます。
マイナーな通貨だからこそ、FX会社での差が大きいので、取引前にしっかりとスプレッドをチェックしておきましょう。
豪ドルとNZドルは似てるようで違う? 相関と注意点
豪ドルとNZドルは地理的にも経済的にも近いため相関は強めですが、まったく同じ値動きをするわけではありません。

むしろ、片方の通貨が先行して変動することもあるんだ。
オーストラリアとニュージーランドは、ともに資源・農業などの輸出に頼る構造を持ちますが、その割合や政策金利のタイミングが異なるため、時期によってはどちらか一方が買われやすくなる場面もあります。
原油や鉄鉱石、酪農製品など、コモディティ価格に連動しやすい部分もありますが、鉄鉱石価格の影響は豪ドル、乳製品価格の影響はNZドルといったように注目すべき商品が違うのです。
たとえば、中国の建築需要が急増すると鉄鉱石価格が上昇しやすくなり、相対的に豪ドルが買われる一方、ニュージーランドの乳製品価格が伸び悩めばNZドルは売られがちになります。

相関が強いとはいえ、常に同じ方向に動くわけではないんだ。
両国の経済指標やコモディティ相場を個別にチェックする必要があるんだね。
価格変動のカギは政策金利
豪ドルNZドルは、両国の金融政策(RBA・RBNZ)が主な変動要因となります。
特に両国の金利差が開くほど、トレンドが傾きやすくなります。
たとえば、豪ドルNZドルのレートが1.07近辺でしばらく推移していたのに、RBNZ(ニュージーランドの中央銀行)が予想外の利下げを発表した途端、NZドルが急落し、レートが一気に1.10へ上昇するようなケースが過去になんども見られました。
お互いに高金利な通貨だからこそ、金利差の開きが変動の要因として注目されます。
過去の動きから学ぼう! 豪ドルNZドルのチャート分析

実際にトレードするならおさえておきたいポイントはあるの?
過去の傾向から3つの重要ポイントを厳選した。まずはこの3つを抑えておこう。

ここ10年のレート推移の振り返り
レンジの上限下限で見る取引のヒント
高値・安値が教えてくれるリスクとチャンス
ここ10年のレート推移の振り返り
豪ドルNZドルは、1.00を挟んで上下動することが多く、過去には1.20付近まで上昇したこともあれば、1.00を割り込むこともありました。
2014年からは、世界経済の変動や両国の政策金利の違いを受けて、1.00~1.15あたりのレンジで推移する場面がおおく見られます。
2020年初頭に発生したコロナショックでは、一時的に豪ドル安がすすみましたが、その後、オーストラリアでの資源需要回復とニュージーランドでの観光規制の継続などが相まって、レートが反発(NZドル安)に転じたケースがありました。
このように、世界情勢や両国の経済指標次第で、大きな上下動が起こる点は常に意識しておきたいところです。
高値・安値が教えてくれるリスクとチャンス
豪ドルNZドルには、過去に1.20付近まで上昇した時期や1.00を割り込んだ時期があるため、このラインがサポート・レジスタンスになりやすいです。
1.20付近まで上昇した局面では、オーストラリアの資源ブームやNZドルの金利低下が重なったことで、一時的に豪ドルが強く買われました。
逆に1.00を割り込んだときは、世界的なリスクオフやオーストラリア国内の資源需要低下が原因となり、豪ドルが大幅に売られました。
もし現在のレートが1.10前後で推移しているとしたら、上は過去高値の1.20が強い壁になりうるというイメージができますし、下は1.00が大きな心理的節目としてサポートとして意識されるかもしれません。
チャートを見る際には、こうした過去の高値・安値を意識して、自身の投資戦略とリスク管理をしっかり行うことが重要です。
押さえておきたい! 豪ドルNZドルで注目の経済指標・ニュース
豪ドルNZドルのトレンドを掴むには、それぞれの国の経済指標のチェックが欠かせません。
発表される重要指標を抑えておけば、トレンドが掴めるので、トレードを有利にすすめられますよ。
| 分類 | オーストラリア(AUD) | ニュージーランド(NZD) | 発表頻度 |
| 政策金利 | RBA理事会 | RBNZ金融政策委員会 | 約6~8週 |
| 雇用統計 | 失業率・雇用者数変化 | 失業率・就業者数 | 毎月 |
| 物価指数 | CPI(四半期) | CPI(四半期) | 四半期 |
| 主要コモディティ | 鉄鉱石価格 | 乳製品価格(GDT) | 随時 |
| 貿易収支 | 貿易統計 | 貿易統計 | 毎月 |
雇用統計やCPI(消費者物価指数)は、豪ドルNZドルのトレンドを左右する重要な指標です。
雇用が安定すれば国内需要が拡大しやすく、金融政策にも影響を与えます。
ニュージーランドでは、乳製品価格指数(GDT価格)やRBNZの金融政策声明が要注目指標となります。

ニュージーランドは経済規模が小さいものの、指標の影響力は大きいので、発表前後は値動きが激しくなるぞ。
とくにサプライズでの金利変動があった場合にはトレンドがかわる可能性があるから要注目だ。
国際ニュースも大きく影響する
中国経済や世界的なリスクオン・リスクオフの流れ、大規模災害や干ばつなどのニュースも、豪ドルNZドルのレートを動かす要因となります。
中国の景気指標や政策金利の変化によって、豪ドルが大きく変動し、その結果NZドルとの相対関係が変わるケースがあります。
オーストラリアやニュージーランドで干ばつが発生すると、農産物や資源の輸出に影響が出て、為替レートが変動しやすくなります。
中国のPMI(購買担当者景気指数)が急落した場合、鉄鉱石需要が減少すると想定され、豪ドルが売られやすくなるかもしれません。それによって豪ドルNZドルは下落圧力が高まります。

オーストラリアとニュージーランドの国内指標だけでなく、主要貿易相手国や国際情勢をこまめにチェックすることが、安定した取引の秘訣といえます。
実践編! 豪ドルNZドルの取引手法

レンジ狙いの自動売買
豪ドル/NZドル(AUD/NZD)は 2014 年以降おおむね 1.00~1.15 のレンジ内で推移しており、2025年4月現在も中心レートの 1.07 付近を行き来しています。
両国の経済構造が似通い、金利差も小幅にしか動かないためトレンドが出にくい一方、値幅が一定で自動売買(リピート系)と極めて相性が良い通貨ペアです。
ポイントは「1.07 を軸に、上は売り・下は買い」という王道レンジ戦略がおすすめです。
なぜ 1.07 なのか?
テクニカル分析で「中期サポート/レジスタンス」として何度も機能した節目です。
また、直近 52 週レンジ(1.0680–1.1192)の下限に隣接し、価格が滞留しやすいポイントでもあります。
1.07のラインは反発しやすいため、売りの下限ラインとして機能しやすいです。
1.07をブレイクした下のゾーンでは、買い注文を設置しましょう。

実際に松井証券の自動売買で1.07ラインをはさんだ取引で運用し、年利15%を達成しているぞ。
詳細な設定は次の記事を参考にしてくれ。
あわせて読みたい:【今日マネできる】自動売買おすすめ設定!松井証券ほったらかしFX運用
【自動売買対応】豪ドル/NZドルの取引におすすめのFX会社3選
口座選びの参考にしてみて下さいね!
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【2025年】豪ドルNZドルの最新見通し

豪ドル/NZドル(AUD/NZD)は 2025 年にかけて「金融政策の方向性+商品市況+オセアニア景気」という三つ巴で振幅する見通しです。
現時点では両国が共に利下げ局面に入ったものの、ニュージーランドの方がペースは速く、金利差拡大でAUD/NZDが上昇しやすい一方、鉄鉱石価格の軟化と乳製品価格の底堅さが拮抗し、1.05–1.10 の広めのレンジ回帰を想定します。

2025年はGDPもCPIもオーストラリアがやや高い状況が見込まれるぞ。
| 指標 | 豪州 2025* | NZ 2025* |
| 実質GDP成長率 | 2.1% | 1.9% |
| CPI(年末) | 2~3%レンジ回帰 | 2%付近 |
2025年4月現在はトランプ大統領の関税発言によって、ニュージーランドよりも経済規模の大きい豪ドルの方が大きく売られる展開が進んでいます。
しかし、豪ドル安が一服したあとには、金利差拡大の影響を受けてNZドル安に進むシナリオも見えてきます。

トランプ大統領の発言ひとつで大きく動く相場だから、要人発言に気を付けながら相場をチェックしないとだね。
「共倒れ」か「一方か」?豪ドル/NZドル取引のリスク管理
豪ドルNZドルが下落する要因が「オセアニア共倒れ」なのか、「豪ドルだけの問題」なのかによって、異なるリスク管理が考えられます。
オセアニアが共倒れなら、両通貨が同時に値下がりするので、豪ドル/NZドル同士の値動きは穏やかです。
反対に豪ドル一方だけに材料が出た場合には、豪ドル/NZドルには一方行のトレンドが発生します。
経済的に近い地域だからこそ、共倒れなのか一方の国の材料なのかを見極めてリスクを管理しましょう。
【まとめ】豪ドルNZドルで資産形成を始めるなら、まずは自動売買
豪ドルは資源国通貨として中国経済の動向と密接に連動しやすい
NZドルは酪農など農産物の価格と観光需要がカギ
ここ10年はレンジ相場、自動売買に向いている
1.07を軸としたリピート型の自動売買がおすすめ
スプレッドの差が大きいので取引するFX会社を見極める
オーストラリアとニュージーランドは上手く使えば、FX取引の幅をひろげられます。
円を含まない通貨ペアなので、リスク分散を目的とした複数通貨ペア運用の候補にあがります。
この記事があなたの新しいトレードの一歩の助けになれば幸いです。
最期までお読みいただきありがとうございました。
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