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子どもが“心から安心できる”家に
人間としての土台がつくられる幼少期から思春期ごろまでの子どものいる親御さんに知っておいてほしいことがあります。
なにより大事なのは、家庭の中が子どもにとって安心できる居場所であること。親との関係に悩む子どもは、「自分はいてはいけない存在」と感じてしまうこともあります。社会に出れば、それまで以上に困難にぶつかったり、評価されなかったりすることも出てくるでしょう。そういうときに「安心」という根っこがないと、「やっぱり自分はダメな人間なんだ」と思ってしまうのです。
だからこそ、子どもを育てるうえでは安心感がもっとも大事だということを、いつも忘れないでください。自分の言ったことを受け入れられて、自分の気持ちをわかってもらえて、安全が守られ、排除されず、たとえまちがっても許される場所。子ども時代には、そんなふうに心から安心できる場所が必要なのです。
児童精神科医のつぶやき
とくに子ども時代は、家庭を心から安心できる居場所に
精神科医さわ