9つ以上当てはまると“重度”…「停滞腸」15のチェックリスト

肌荒れ、体臭、だるさ…不調を作り出す「停滞腸」

機能が低下した大腸の状態を私は「停滞腸」と呼んでいます。その大腸を大腸内視鏡で診ると、健康な腸のように脈打たず、働きが鈍かったり、動きがほとんど止まっていたりします。排泄する力が弱まり、大腸内に老廃物が溜まりやすくなります。

停滞腸でお腹に張りを覚え、下腹部がポッコリ出ている場合、多い人で2〜3Lものガスが溜まっていると考えられます。腸の不快感だけでなく胸やけやげっぷ、吐き気、痛みなど胃の不調も生じさせます。

加えて、老廃物が有害物質を発生させ、血液を介して全身をまわっていくと、肌荒れが出て、口臭・体臭が強くなります。頭痛、肩こり、むくみ、疲れやすさ、だるさなど、さまざまな症状も招きます。新陳代謝の低下から脂肪が燃焼しにくくなり、太りやすくなるケースもあります。

停滞腸は、便秘症予備軍の証であるだけでなく、大腸がんをはじめ、恐ろしい腸の病気の引き金にもなります。次のチェックリストで、あなたの状態をチェックしてみてください。

停滞腸チェックリスト

1.野菜はあまり食べない

2.果物はあまり食べない

3.外食が多い

4.水分の摂取量が少なめである

5.1日3食食べないことがよくある

6.食後、下腹部がポッコリと出やすい

7.むくみやすい

8.冷え性である

9.真冬になるとお腹の症状が悪化する

10.それほど飲み食いしているわけではないのに、なぜか痩せない

11.ダイエットをしているのに下腹だけポッコリと出ている

12.なんとなく、いつもお腹がすっきりしないし、体も重く感じる

13.便が出たあとも爽快感がない

14.あまり体を動かさない

15.最近ストレスを感じることが多い

 

4〜5項目当てはまる…軽度の停滞腸

6〜8項目当てはまる…中程度の停滞腸で注意が必要

9項目以上当てはまる…重度の停滞腸