近畿地方と九州地方のちょうど間に位置する中国・四国地方。海に囲まれた豊かな自然と美しい町並み、文化の魅力に溢れた地域です。本記事では、ソニー生命保険株式会社が発表した「シニアの生活意識調査2024」で、50代・60代・70代のシニア世代に聞いた、中国・四国地方の「旅行してよかった場所」を紹介します。
2.出雲大社(島根県)
言わずと知れた日本指折りの神社、出雲大社です。
出雲大社(いづもおおやしろ)の御祭神である大国主大神様(だいこくさま)は、日本の「国づくり」を行った神として知られています。そして、その国土を皇室の御祖先神・天照大御神様に譲ったことで国の基ができたそうです。天照大御神様が目に見える世界を主宰されるのに対し、大国主大神様は目には見えない世界を主宰される神様となりました。
国宝に指定される御本殿は延享元年(1744)に造営され、4回の修造を経て受け継がれています。24メートルにも及ぶ高さと、「大社造」と呼ばれる日本最古の神社建築様式が特徴です。
また、出雲大社といえばあの大きな注連縄ですが、注連縄が設えられているのは本殿ではなく神楽殿。本来は千家國造家(出雲大社宮司家)の大広間として使用されていたそうで、「風調館(ふうちょうかん)」と呼ばれていました。現在はさまざまな祭事行事が執り行われています。
長い歴史と、日本に大きく関わる神秘性に触れられること間違いなしです。