一般社団法人「日本アミューズメント産業協会」の調査によると、ゲームセンターの店舗数は年々減少傾向であるが、クレーンゲームの売上は約2,230億円と業績は好調です。本記事では、戦略広報コンサルタントの井上岳久氏の著書『集客が劇的に変わる! クレーンゲーム専門店エブリデイの経営戦略 BAD プレイスでも儲かる理由』(ごきげんビジネス出版)よりそんなクレーンゲームの歴史について解説していきます。
景品は紙幣…もともとは「ギャンブル」、下世話な遊びだった米国生まれの「クレーンゲーム」が、世界中の老若男女に愛されるようになった理由

世界中で人気のクレーンゲーム

その後は景品事情も改善され、誕生から100年以上経ったいまでも、かたちを変えながら人々を楽しませ続けています。現在、世界ではアメリカ合衆国、オーストラリア、イギリス、オランダ、中国、台湾など、さまざまな国にクレーンゲームはあり、とくにアジア圏で人気が高いです。

 

日本では2本爪や3本爪、そのほかにも特殊なアームがありますが、海外メーカーでは3本爪のアームが主流です。海外でも日本のキャラクターや日本メーカーの景品が人気なほか、各国オリジナルキャラクターのぬいぐるみも目にします。景品はそれぞれですが、クレーンを操作して景品を獲得する、という点は昔から変わっていません。簡単な操作で大人も子どもも、国籍も関係なく共通して楽しめることがクレーンゲームの大きな特長であり、世界中で愛されている理由なのかもしれません。

 

 

井上岳久

戦略広報コンサルタント

 

※本記事は『集客が劇的に変わる! クレーンゲーム専門店エブリデイの経営戦略 BAD プレイスでも儲かる理由』(ごきげんビジネス出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。