夫婦といっても他人同士です。「お金」の価値観をすり合わせて、足並みを揃えて夫婦で貯金をすることに苦戦している人は多いでしょう。本記事では、大人気ブロガー・なにおれ氏の著書『31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす。 僕たちが見つけた質素で最強の生き方』（大和出版）より一部抜粋・再編集し、夫婦で協力してお金を貯める方法について解説します。
（※写真はイメージです／PIXTA）
お金について意識をそろえるためにできること
もしかしたら、夫婦でお金の話をしないご家庭も多いかもしれません。パートナーがお金の話をすることをいやがるなんて話もよく聞きます。
そんなときにおすすめなのは、「お金の話から入らないこと」です。休日にどこか気分の上がるカフェにでも出かけて、この先どんな暮らしをしたいのかを楽しくお喋りするところからはじめてみるといいと思います。そうやって何度もワクワクする未来の話を重ねているうちに、その未来は2人にとって実現したいものとなります。その姿が2人の目にはっきりと見えたとき、お金の使い方は変わります。
お小遣い制度などで縛らずとも、お互いが自然とお金の使い方を自制できるようにもなります。本来、夫婦2人でお金を貯めることは楽しいことです。お金が貯まったということは、それだけ2人にとって選択できる未来が広がることを意味するからです。それが面白くないわけがありません。
将来の100万円より目の前の1万円の誘惑に負けてしまうのは、2人にとっての実現したい未来の価値が、目の前の1万円の価値よりも低いからです。もしくは、実現したい未来がそもそもないからです。
だからこそ、お金の話をしようとするのではなく、日頃からたくさん楽しいお喋りをすること。そして、将来どうやって暮らせたら2人にとって幸せなのかをすり合わせること。これが夫婦でお金を貯める唯一の方法です。
なにおれ
ブロガー
