兄の浪費癖と異性関係に妻「一刻も早く別れたい」
裁判所『司法統計 家事 令和5年度』によると、妻が申立人の場合の離婚理由として、最も多かったのは「性格の不一致」で38.0%。「暴力」18.5%、「異性関係」12.9%、「浪費」8.5%と続きました。ちなみに夫が申立人というケースは妻の3分の1ほどですが、離婚理由の最多は「性格の不一致」が60.0%。「異性関係」12.0%、「浪費」11.5%、「性的不調和」10.5%と続きます。
――うちの50歳になる兄への愚痴を綴る
と投稿したのは、3つ下の妹だという女性。兄が実家に戻ってきたのは12年ほど前の話で、いまは80歳になる母と2人暮らしをしているといいます。実家に戻ってきた理由は離婚。8歳になるひとり娘がいましたが、30年の住宅ローンが残っているマイホームを追い出されたといいます。
その理由は不倫と浪費。「呆れるほどだらしない兄で」と吐き捨てる女性。
――慰謝料を請求されなかっただけ良かったと思う
ギャンブル好きで浪費癖があった兄。たびたび夫婦喧嘩になっていたのに加え、不倫まで発覚。「一刻も早く別れたい」と妻。そのため、慰謝料は問われなかったというのが本当のところ。ただ当時の兄の年収から「養育費月6万円」と決定。さらに住宅ローンも払い続けると約束したものだからやりくりは大変で、節約のために実家に戻ってきたというのが事の顛末です。
「やっと養育費が払い終わった!」と解放感にひたる兄。さらにいつの間にか住宅ローンの負担からも解放されていました。ただ女性は親が援助もあり、住宅ローンを完済できたことを知っています。一度「税金は大丈夫なの?」と贈与税がかからないか、かかるなきちんと払っているのか、心配になり親に聞いたところ「税金がかからない範囲で助けてあげているだけだから」と返答。以降は何も言いませんでしたが、女性にモヤモヤ感が残りました。
――自分のせいで離婚して、しかも親にローンまで負担してもらって。どこまでダメ人間なのか
ただ5年前に父を亡くしたあと、兄が実家にいたから安心できた部分は否めません。本当は養育費もローンも払わなくてもよくなったのなら、実家を出て行けと言いたいところですが、そうは言えず。女性も義母の介護があるので、母のことをあまり気にかけることができません。兄を頼らざるを得ないというジレンマに苛まされているといいます。