家庭や人間関係において、自分以外のことばかりを優先し、自分のことが後回しになる、という経験をしてきた人も多いのではないでしょうか。しかし、60歳を超えた残りの人生は、これまでできなかった分、自分ごとを優先する人生を送ってほしい。そんな思いが詰まった、エッセイストの草野かおる氏の著書『60歳からは「自分ファースト」で生きる。』より、老後の健康を維持するために取り入れておきたい「生活習慣」を紹介します。
最悪、〈和式トイレ〉で助けを求める事態にも…老後の健康維持のために取り入れておきたい「超簡単な習慣」【60代の人気エッセイストが助言】
しっかり嚙んで食べる
「しっかり嚙む」だけで健康が維持できます。
ひとくち30回を目安としてよく嚙んで食べましょう。嚙むことで、脳が活性化します。顔の筋トレになり、小顔効果もあるとか。
何よりも、早食いや食べ過ぎによる消化トラブルを、予防してくれます。しっかり嚙んで、しっかり味わい、しっかり栄養を摂りましょう。
「和式トイレ」でしゃがめますか?
登山道の山のトイレは「和式」が中心。イベントの仮設トイレも「和式」が多い。公衆トイレで「和式」しか空いてない。
そんなことありませんか?
深くしゃがんで用を足す「和式トイレ」。足首が固く、股関節周りの筋力がなくなるとしゃがむのも、立ち上がることもできなくなるのです。
つかまり棒や、触りたくない壁を頼りに、なんとか、立ち上がれればいいですが、最悪の場合、誰かに助けてもらわなければなりません。それも、お尻丸出しで……(汗)。
和式トイレで助けを求めないためにも、筋肉を鍛えましょう。
草野 かおる
イラストレーター