マッチングアプリの普及などにより、初対面の人とデートをする機会が増えた近年。なかなか相手のことが分からず、付き合うべきか悩む人も多いでしょう。本記事では、ハーバード大学とグーグルで行動科学を研究したローガン・ウリー氏の著書『史上最も恋愛が難しい時代に 理想のパートナーと出会う方法』(河出書房新社)より一部を抜粋・再編集し、デート相手の見切りについて解説します。
「気まずいから」ではない…デート後、「音信不通」になる人の心理【ハーバード・Googleの行動科学研究者が解説】
見切りをつけるには何回デートすべきか
二回目のデートをデフォルトにすることに賛成なら、次の疑問は「この人とどれくらいデートすればいいのだろう? 三回目のデートもデフォルト?」でしょう。
相手が長期的なパートナーになり得るかを見極めるのに、デートが二回必要か、三回必要かはわかりません。具体的な数字を裏付けるデータがないからです。だから、二人でいるときの状況をよく観察してください。
その人といっしょに過ごす時間を楽しんでいますか? 相手はあなたを幸せにしてくれますか? その人といっしょにいるときの自分は好きですか? 相手にキスしたいと思いますか? 相手に対する興味は高まっていますか、薄れていますか、それともとくに変化がありませんか?
デート相手があなたやほかの人に無礼だったり敬意を欠いているなら会うのをやめましょう。いっしょにいて居心地が悪かったり、不安や哀しみを感じる場合も、その相手には見切りをつけましょう。
自分自身を正直に見つめてください。あなたはいま、何歳ですか? デート相手に火花を感じられない、といつまで嘆き続けるのでしょう? そろそろ見方を変えて、誰かにチャンスを与えるときかもしれません。
すてきなパートナー候補にすでに出会っている可能性が高いことに気づいてください。なにも、デートに出かけた相手とただちに結婚を決断せよ、と言っているのではありません。二度目のデートから、その重要な決断をするときまで、二人の関係を考えるために十分な時間をとってください。デフォルトだからという理由で結婚しないでください。
まずは、「この人ともう一度会いたいか?」という身近な疑問をよく考えましょう。もし会いたいと思うなら、相手に気持ちを伝えましょう!