女性は「基準値」が早い

《ヒント》ジェンダー不平等と恋愛のタイムライン

私はフェミニストです。男性と女性は平等であるべきだと信じています。とはいえ、それは男女がまったく同じことを意味しません。生殖システムにおける男女の生物学的な差違は明らかです(これらの区分が全員に当てはまるわけではないこと、トランスジェンダーやクィアの人は特有の課題に直面することは承知しています)。

女性の生殖能力は30代で低下します。男性は60代後半以降でも子どもをもつことができます(ロバート・デ・ニーロの末っ子が生まれたのは、彼が六八歳のとき。とはいえ、時間が無限にあると思っている男性は、70歳の関節炎の手でキャッチボールをするところを想像してみてください)。

親愛なる読者諸姉へ。もし子どもをもつことを望んでおり、自分で出産したいと思うなら、適齢期を考える際にその目標も考慮することが重要です。子どもをもつのにパートナーは必須ではありませんが、何歳までに相手を見つけたいか、という点に影響する可能性があります。

値が張りますが、卵子凍結を検討するのも一つの方法です。かならず子どもをもてることを保証するものではありませんが、いくらかの時間稼ぎにはなります。私自身、31歳になった月に、パートナーの精子と受精した受精卵を凍結保存しました。私たちはまだ子どもをもつ覚悟ができていなかったので、判断を先延ばしにしたのです。卵も決断もいっしょに冷凍庫に入れたというわけです。

不公平ですが、女性は男性よりも早い年齢で37パーセント地点に達します。非常に残念ですが、どうしようもないことです。けれども、人生の後半で不意打ちをくらって後悔をするよりかは、いま、この状況を理解し、計画を立てることをお勧めします。

ローガン・ウリー
恋愛コーチ兼マッチングアプリ研究ディレクター